新進気鋭のホラー作家たちが集まって何やら企てていると話題になっています。
テレビ東京60周年記念イベントのステージ企画として用意されているもののようで、有料ではありますがネット配信もあり(会場チケット:2000円、配信:1000円)、ホラー好きにとっては見逃せないステージとなりそうです。
話題になっているのは、テレビ東京が2024年に開局60周年を迎えることを記念し11月15日から19日まで、横浜赤レンガ倉庫で行われる「テレ東60祭 なぜか横浜赤レンガ」のステージ企画、『祓除』。
お祓いの「祓」に取り除くの「除」で「祓除」。なんて読むのかもわからない、不吉さを感じさせるイベントです。おめでたい日なのに……。
詳細には、
「良い61年目を迎えるために本公演は行われます。そして、様々な映像が数多く蓄積していくテレビ局の性質上、その中には、”祓除”が必要なものも、(当然ながら)含まれております。
そこで今回、これまでに人々のあいだで穢れや禍とみなされてきた数々の映像や物品を無害化するための式典を、特別に催すことになりました。
良い61年目に必要な事として。」
と記載されています。うーん……ポジティブっぽく書いてはいますが、要するにいわくつきの映像をたくさん紹介しますよ。ということでしょうか? おめでたい日なのに……。
近年のホラーシーンを盛り上げる作家が集結
制作スタッフを確認すると、そこには新進気鋭のホラー作家たちが勢ぞろい。
テレ東(BSテレ東)で『Aマッソのがんばれ奥様ッソ!』や『このテープもってないですか?』『SIX HACK』などの「一見すると普通の番組なんだけど、だんだん様子がおかしく……」といった作風で、偶然テレビを見ている人を恐怖のどん底に陥れることが得意な大森時生さん。
登録数23万人を超えるYouTubeのホラー番組チャンネル「フェイクドキュメンタリーQ」を手掛ける、映画監督の寺内康太郎さん。「Q」は海外インフルエンサーに紹介されたことで、海外のホラー好きからも“最先端の和ホラー”作品として注目されています。
オモコロ、書籍、自身のブログ、果ては「コンビニのネットプリント」を利用した怪談など、多岐にわたる方法で読者に呪いを振りまいてきた作家の梨さん。
また、『MADドラえもん』といった独特で前衛的な作風でカルト的な人気を誇るFranz K Endoさんがキービジュアルを担当します。
この4人は7月19日にリリースされた、キタニタツヤさんの『素敵なしゅうまつを!』のPV制作で集結し、その際もホラー好きからは「ホラー作家集まりすぎだろ」と話題になっていましたが、今回はさらに『近畿地方のある場所について』で一躍有名になった作家の背筋さんも参加。
『近畿地方』は、今年の1月から小説投稿サイト「カクヨム」に投稿された作品で、3月下旬にX(旧Twitter)を中心に「怖すぎる小説がある」と話題になり、PVは1400万を突破。Web小説作品としては異例のスピードで8月30日に書籍化された話題の作品です。
「ホラー作家アベンジャーズかよ」などと話題に
そんな話題の作家をどんどん取り込んで肥大化する大森さんを中心としたメンバーの企画に、SNSでは、
💬「ホラー作家のアベンジャーズかよ」
💬「60周年のなんらかにホラー作家ばっかり連れてくるテレ東、狂ってて好き」
💬「ハッシュタグが不穏っていうか今旬のホラー作家たちじゃないか」
💬「行きてぇ〜!! なにこの怖さと面白さが約束されてるイベント……!」
など多くのコメントが寄せられ話題に。ホラー好きからのうれしい悲鳴が上がっています。
横浜赤レンガ倉庫で行われる「テレ東60祭」のステージ企画「祓除」は11月18日(土)の19時30分から開始予定。現地に行くことができないファンも、ネット配信(配信チケット:1000円)で視聴することができます。
普段は映像作品やWeb小説などテレビやインターネットを介して表現しているメンバーですが、今回は現地で行われるイベント。どういった方法で見た人を呪うのか、非常に楽しみですね!