深夜、水路に転落した男性の声に気づいたワンちゃん。すぐさま吠えて飼い主に知らせ、男性が無事救助されるという一幕がありました。
人命救助に繋がったのはワンちゃんと飼い主さんの活躍によるものとして11月13日、福岡県朝倉警察署にて表彰式が行われました。飼い主の今村健人さんには感謝状が、ワンちゃんには馬肉のジャーキーと犬用ガムの詰め合わせが贈られました。
県警によると、10月9日の深夜、自宅にいたゴールデンレトリバーのハッピーくん(1歳)は、家の近くの水路に転落してしまった男性の声に気付きました。
ハッピーくんはしつこく吠えることで就寝中だった飼い主の今村さんを起こしました。様子がおかしいと感じた今村さんが家の付近を捜索すると、水路に落ちてけがをしている男性を発見し、すぐさま110番通報。かけつけた警察官により、男性は無事救助されました。
送られた感謝状には今村さんの名前と一緒に「ハッピー殿」の文字が。「深い信頼関係をもって人命救助に多大な貢献をされました。ここに深く感謝の意を表します」とつづられています。
朝倉警察署の秋永署長は「勇気ある通報によって尊い一人の命が救われたと思っています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。引き続き今後も『何かあったら110番』をお願いします」と取材に答えました。
お手柄のハッピーくんは、ご褒美に警察署から馬肉のジャーキーを贈られ、大きなしっぽをぶんぶんと振って大喜び。警察署で行われた表彰式という緊張してしまいそうなシチュエーションでも、元気いっぱいのハッピーくんなのでした。
(取材協力:福岡県警察、福岡県朝倉警察署、今村さん、ハッピーくん)