「ビンのコカ・コーラが販売終了する」という噂がSNSで拡散 ⇒ 日本コカ・コーラが完全否定。噂が広まった背景とは?

    都内の喫茶店の投稿がX(旧Twitter)で1万回以上もリポストされるなど広く拡散していました。

    「瓶のコーラが販売終了になる」という情報がX(旧Twitter)でまたたく間に拡散。この噂の真偽を日本コカ・コーラ社などに取材しました。

    噂の出所は、都内の喫茶店が運用するX(旧Twitter)アカウントでした。

    瓶入りのコカ・コーラを仕入れることが難しくなり、仕入先を見つけることが困難だとして、「コカ・コーラ社は瓶での販売を終了する方針のようです」と1月19日に投稿。これが1万回以上もリポストされるなど広く拡散されました。

    この情報の真偽について、製品開発をする日本コカ・コーラに取材したところ、担当者は「瓶のコカ・コーラは販売を終了しておらず、終了の予定もありません」とコメントしました。

    また、関東圏のコカ・コーラの製造販売をするコカ・コーラボトラーズジャパンにも取材したところ、担当者は「販売終了の予定はありません」と否定し、さらに、今回の噂が広まった背景についても重要な説明がありました。

    コカ・コーラを含む同社の製品の瓶の供給が逼迫(ひっぱく)した状況にあるそうです。そのため「瓶の供給が回復するまで弊社で一時的に出荷を調整しています」と、品薄の状況にあることを明かしました。

    この出荷調整による品薄の状況を、噂の発信源となった喫茶店は「販売終了に向けた製造規模の縮小」と早とちりしてしまったのが真相だったようです。