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【リオ五輪】「地獄へようこそ」。警察官らが抗議のバナーを掲げて、旅行客を迎える理由

警察官は犯罪組織のターゲットになっている。

五輪開催を控えたブラジルのアントニオ・カルロス・ジョビン国際空港。リオデジャネイロの警察や消防士らは月曜日、給与支払いが滞っていることや、五輪開催予定地にもかかわらず犯罪に対処するためのインフラが不足していることに、抗議するバナーを掲げ、旅行客を迎えた。

週末、リオでは3人の警察官が殺害された。リオ州では、今年既に54人の警察官が死亡している。

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リオデジャネイロ州軍消防士協会 (ABMERJ)の会長、マルセロ・マタ氏によると、警察官の給与の支払いは、今週月曜日に5月分が支給されたのが最後だという。6月の給与はいまだ支払われていない。

「警察が犯罪勢力への対応に追われてきたのは明白です。我々には、全部隊に行き渡らせるだけの防弾チョッキはなく、十分な武器もない一方で、(犯罪者らは) アサルトライフルを使っているのです」とマタ氏はBuzzFeed Brazilに語った。

警察の抗議活動を煽った事件の1つが、消防局軍曹のアントニオ・マルコスが金曜日の夜に死亡したことだ。ABMERJによると、マルコスはフリーランスの仕事へと向かっていたところ、サンゴンサロの国道101号線で偽警官の検問に静止させられたという。

「犯罪社会では、警察官や消防士を殺害した人にはボーナスが支払われるのです。『戦争ボーナス』です」と、ABMERJ会長は語った。

BuzzFeed Brazilへの回答の中で、リオデジャネイロ州安全保障局長官室は、警察官らの要求は「正当なもの」と考えていると話し、支払いが遅れていることを認めた。政府は昨年上半期のボーナスを今週にも、オリンピックで働く予定の警察官らに支給する予定だと述べた。

長官によると、五輪の競技会場には8万5000人規模の部隊が動員される予定。このうち4万7000人が警備会社や民間の防衛会社、治安維持組織に所属し、3万8000人が軍隊から派遣される予定だという。また諮問機関によると、州政府はオリンピックの治安維持に3億5000万レアル(約108億円)を投入しており、このうちの1億レアル(約30億円)は防弾チョッキなどの個人用の防具に費やしているという。


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