ミシガン州でキャンプに参加していた12歳のボーイスカウトの少年が、砂の中に閉じ込められて死亡した。
当局の発表では、ゲージ・ウィルソン君は、ヴァンビューレン郡のノースポイント・カウンティ・パークにあるビーチで、ボーイスカウト隊の他のメンバー2名とともに砂丘の側面を掘っていたと、WWMTは報道した。
彼が砂丘の反対側を掘り進み、穴の中に這って行ったところで砂丘が崩れ、水際の砂の中に閉じ込められた。一緒にいた2人の少年がその崩壊を目撃したかは定かではない。
ほかのボーイスカウトのメンバーが、ウィルソン君が砂の中に閉じ込められたことに気づくまで、彼は15~30分ほど砂の中に埋まった状態であったと警察は発表した。
記者会見の際、サウス・ヘイヴン警察のザック・ハサウェイ巡査部長は、「彼らはウィルソン君の体の一部が出ているのを見つけた」と語った。
「ウィルソン君の脚が砂から出ているのを見つけ、なにか問題が起こったことを彼らが悟り、その場に駆けつけて、ウィルソン君が砂に覆われて動きがないことに気づいたのだと思います」
警察が現場に駆けつけるまで、ボーイスカウトのリーダーは心肺蘇生を試み、そして脈を認めることができた。
「砂丘、舗装されていない小道、水辺など、難しい地形の中で救出が行われ、ウィルソン君は待機していた救急車に運ばれた」と、サウス・ヘイヴン警察はプレスリリースで発表した。
ウィルソン君は空輸で病院まで搬送されたものの、その後今回の負傷が原因で死亡した。
この事件は捜査中であるものの、「悲劇的な事故と思われる」と警察は話している。
サウス・ヘイヴン警察は、コメントの依頼にはすぐに応えなかった。
ミシガン州クロスロード・カウンシルのドナルド・シェパード幹部兼CEOは声明の中で、「今回のことは、私たちスカウティング・ファミリーにとって、とても大きな試練です」と語った。
「ボーイスカウトのイベントで発生した事故で、若いメンバーの一人を失ったことを悲しく思います」
シェパード氏は、「安全は私たちの活動すべてに不可欠であり、BSAは可能な限り最も安全な環境を青少年に提供するために、予防と準備に重点を置いています」と付け加えた。
ボーイスカウトアメリカ連盟は、BuzzFeed Newsからのコメント依頼にすぐには応えなかった。
死亡記事によると、ウィルソン君は、楽団でバリトンを演奏し、合唱団では歌を歌っていたという。
「ウィルソン君は、教会のボーイスカウト隊に積極的に参加し、人助けをすることに喜びを感じていた」と、死亡記事には追記されている。
この12歳の少年はキャンプ、テコンドー、また木工も愛していた。
母親のキンバリー・ウィルソンさんは、Facebookで「あなたは世界をより素敵な場所に変えてくれた」と投稿した。
「愛する息子よ、亡くなってしまうなんて。あり得ない」
この記事は英語から翻訳・編集しました。