クロスカントリー最下位でゴールした選手が話題に。ライバルたちにも祝福された理由とは。

    勝ち負けだけじゃない、五輪のビハインド・ストーリー。

    15日、クロスカントリー・フリースタイル種目を最下位で終えたメキシコ代表のヘルマン・マドラソ選手(43)のスポーツマンシップを讃えるニュースが話題になっている。

    平昌オリンピックでマドラソ選手が挑んだのはクロスカントリー男子15キロフリースタイルで、116位だった。

    彼が競技を始めたのはわずか1年前のこと。とある雑誌の記事でクロスカントリースキーのことを知ったのがきっかけだった。

    ゴール付近、笑顔のマドラソ選手。右手にはメキシコ国旗がしっかりと握られている。

    Mexican cross-country skier German Madrazo crossed the finish line last, but he was all smiles as he did it proudly… https://t.co/Jd323fWrOD

    ゴールの瞬間、コロンビア、トンガ、モロッコ、ポルトガルの代表選手たちに、あたたかい祝福を受けるマドラソ選手。仲間でありライバルでもある彼らも、マドラソ選手のゴールを喜んでいる。

    なんと肩車される場面も!

    オリンピック精神とはまさにこのこと👏

    スイスのダリオ・コローニャ選手、金メダル獲得おめでとうございます! そしてチャレンジ精神とスポーツマンシップで競技をやり抜いたヘルマン・マドラス選手にも、おめでとうございます!

    BuzzFeed Japanは平昌オリンピック・パラリンピックに関する情報をお届けしています。

    この記事は英語から編集・翻訳しました。翻訳:高橋杏璃