私たちの生活にヒントをくれる女性哲学者たち

    気持ちを奮い立たせてくれる人ばかりです。

    BuzzFeedの読者に、「好きな女性哲学者」について聞きました。以下がその回答です。

    1. ガヤトリ・C・スピヴァク(1942年-)

    en.wikipedia.org

    「彼女はアメリカの学術界で注目を集める著名なインド人女性の一人です。フランスのフェミニズム、翻訳、脱構築、そして知識人が自らの仕事の透明性を上げていく必要性を伝える彼女の文章は、私の人生観を変えてしまいました」

    shadypoetricksさんより

    2. シモーヌ・ド・ボーヴォワール(1908-1986年)

    en.wikipedia.org

    「ボーヴォワールはフランスの哲学者で、『第二の性』という著作でよく知られています。この著作は、生物学的な性別と、社会的に作り上げられた性別を区別するものです。ボーヴォワールは、フェミニズム第二波の基礎を築き、広く女性抑圧と家父長主義について書いた哲学者として信頼されています」

    3. ハンナ・アーレント(1906-1975年)

    feministcurrent.com

    「ハンナ・アーレントは政治哲学者で、権力と民主主義、そして全体主義について多くの著作を残した人です。彼女の論文『暴力について』は、権力と暴力の相違をテーマとしました。彼女の最も有名な作品はおそらく『人間の条件』ではないでしょうか。その中で彼女は、自由を達成する手段としての政治活動について論じています」

    4. マリア・サンブラーノ(1904-1991年)

    fundacionmariazambrano.org

    「マリア・ザンブラーノはスペインの哲学者でエッセイスト。スペイン内戦時に活躍したスペイン人アーティストの一群「Generation of '36」の一人で、内戦時に共和制を支持したとしてスペインから追放されました。彼女はセルバンテス賞を受賞した最初の女性で、神秘主義と宗教に関する功績によって、マラガ大学から名誉博士号が贈られました」

    lottierさんより

    5. ヒュパティア(350〜370頃-415年)

    medium.com

    「ヒュパティアは当時東ローマ帝国の一部であったエジプト・アレクサンドリアの数少ない女性哲学者の一人であり、天文学者、数学者でもありました。彼女自身が書いた著作はひとつも残っていませんが、古代ギリシャの数学者エウクレイデスの現存する著作やプトレマイオスの『アルマゲスト』を編集し、彼女の父親のアレクサンドリアのテオンのものとされる解説のいくつかを共同執筆しただろうと考えられています」

    mishapollensさんより

    6. シモーヌ・ヴェイユ(1909-1943年)

    en.wikipedia.org

    「シモーヌ・ヴェイユはフランスの哲学者で活動家でした。不在、苦痛、美に対する彼女の作品が有名です」

    - MarjolaineVédie、Facebookでの投稿

    7. メアリ・ウルストンクラフト(1759-1797年)

    en.wikipedia.org

    「著書『女性の権利の擁護』で、英国の哲学者であり女性の権利活動家メアリ・ウルストンクラフトは、男性と女性がともに理性的な存在として扱われるべきだと主張しました。彼女はフェミニストの基礎を作った一人であり、女性は男性と同等の教育を受けなければならないと主張しました」

    8. アンジェラ・デイビス(1944年ー)

    Facebook: AngelaDavis26

    「アンジェラ・デイビスはアメリカの哲学者、政治活動家であり、女性の権利、人種、階級、アメリカの刑事司法制度の状態に関する問題を執筆し、講義しています」

    9. チャンドラー・タルパデー・モーハンティー(1955年ー)

    pinterest.co.uk

    「チャンドラー・タルパデー・モーハンティーは、フェミニズムの多国籍性とマイノリティの同時交差性を専門とし、シラキュース大学を拠点としています。彼女の最もよく知られた論文『西洋の視点;フェミニストの奨学金と植民地の講話』の中で、彼女は『第三世界』と『第一世界』のフェミニストの共通プロジェクトを設立しています」

    - Jennifer Forshee、Facebookでの投稿

    10. ウェンディ・ブラウン(1955年ー)

    en.wikipedia.org

    「ウェンディ・ブラウンはカリフォルニア大学バークレー校に勤務するアメリカの政治学者です。彼女は現代の批判的理論に最も関心があります」

    - Jennifer Forshee、Facebookでの投稿

    11. マリア・ルゴネス

    wordpress.com

    「マリア・ルゴネスはアルゼンチンの哲学者で、ジェンダーの植民地という概念を開発したことで知られています。彼女はニューヨーク州立大学ビンガムトン校に研究の拠点を置いています」

    - Stephen Masson、Facebookでの投稿

    12. キャサリン・マッキノン(1946年ー)

    feministcurrent.com

    「キャサリン・マッキノンはアメリカのラディカル・フェミニストで、現在はミシガン大学ロー・スクールの法学教授です。彼女の研究はセクシャルハラスメントとポルノに大きな比重が置かれています。論文『国家のフェミニスト理論に向けて』のなかで、マッキノンは、ポルノが女性に対する性犯罪を助長していると主張しています」

    13. サリー・ハスランガー(1955年ー)

    news.mit.edu

    「アメリカの哲学者サリー・ハスランガーは、哲学と女性・ジェンダー研究を両方担当するMITの教授です。人種や性別の社会的構築に関する彼女の研究は、画期的なものと広く考えられています」

    14. タリア・メイ・ベッチャー(1951年ー)

    umass.edu

    「タリア・メイ・ベッチャーはカリフォルニア州立大学を拠点とし、性的マイノリティ嫌悪による暴力とフェミニズムを専門にしています。トランスジェンダー問題に焦点を当てた初めての非医療系ジャーナル『Transgender Studies Quarterly』の編集委員会の創設メンバーです」

    - Stephen Masson、Facebookでの投稿

    15. フィリッパ・フット(1920-2010年)

    navalwiki.info

    「フィリッパ・フットはアリストテレスの影響を受けたイギリスの哲学者であり、今日の徳倫理学の創始者の一人でした。最もよく知られた思考実験の1つは、道徳的判断についての問題提起を行う『トロッコ問題』です」

    16. オモララ・オガンダイプ=レズリー(1940年ー)

    en.wikipedia.org

    「オモララ・オガンダイプ=レズリーはナイジェリア人のフェミニストで、主に女性の抑圧、特にアフリカの女性の抑圧を研究しています」

    - Jennifer Forshee、Facebookでの投稿

    17. グローリア・E・アンザルデュア(1942-2004年)

    en.wikipedia.org

    「グローリア・E・アンザルデュアはメキシコ系アメリカ人のフェミニスト理論家です。彼女の著作『borderlands』は本当にすばらしいです」

    hannahc40b7e8616さんより

    18. ジュディス・ジャーヴィス・トムソン(1929年ー)

    flowersgallery.com

    「ジュディス・ジャービス・トムソンはアメリカの哲学者で、論文『中絶の防衛』(江口聡編『妊娠中絶の生命倫理』に収録)の作者としてよく知られています。彼女は、女性は自分自身の体をコントロールする権利を持っていると主張しています」

    19. スーザン・モラー・オーキン(1946ー2004年)

    theinternationalcoalition.blogspot.co.uk

    「スーザン・モラー・オーキンはニュージーランド出身の自由主義フェミニスト哲学者でした。著書『正義・ジェンダー・家族』のなかで彼女は近代の正義理論を批評し、子供たちは一般的に家族の性差別的設定においてジェンダーの認識を獲得すると示しました」

    - Jennifer Forshee、Facebookでの投稿

    20. ホーテンス・スピラーズ(1942年ー)

    cornell.edu

    「ホーテンス・スピラーズはヴァンダービルト大学を拠点とし、黒人のフェミニズムとアフリカ系アメリカ人の文学を研究対象にしています。彼女は特に黒人社会における、いわゆる女家長制的な家族構造に関心があります」

    - Stephen Masson、Facebookでの投稿

    21. ハリエット・テイラー・ミル(1807-1858年)

    en.wikipedia.org

    「ハリエット・テイラー・ミルはイギリスの哲学者であり、夫で哲学者のジョン・スチュアート・ミルズに影響を与えたことで有名な、女性の権利運動家でした。彼女は家庭内暴力について多くのことを書いており、ジョン・スチュアート・ミルズの『自由論』に影響を与えたと知られています」

    22. アレクサンドラ・コロンタイ(1872-1952年)

    en.wikipedia.org

    「アレクサンドラ・コロンタイはロシアの共産主義革命家であり、マルクス主義に興味を持ち、自由恋愛を主張しました。彼女は伝統的な家族や結婚を抑圧だと考え、子供たちは両親よりもむしろ社会によって育てられるべきだと示しました」

    23. リンダ・マルティン・アルコフ(1955年ー)

    youtube.com

    「リンダ・マルティン・アルコフは、フェミニズム、人種論、実存主義を専門とするパナマの哲学者です。彼女は性的暴力、ジェンダーと人種、ラテン系の問題について多くの論文を書いています」

    g40042a20f さんより

    24. リュス・イリガライ(1930年ー)

    workingwithluceirigaray.com

    「リュス・イリガライは、ベルギー出身のフランスの哲学者で、性差や女性性について幅広く書いています。彼女はまた、女性の関係性の中での言葉の使い方を分析しました」

    25. ベル・フックス(1952年ー)

    bellhooksinstitute.com

    「ベル・フックスはアメリカのフェミニストで、人種、資本主義、性別の交差性について書いています。彼女の有名な主張の一つは、フェミニズムの目的が女性と男性を平等にすることであるならば、西洋社会ではすべての男性が平等であるわけではないので不可能であるというものです」

    - Stephen Masson、Facebookでの投稿

    26. キャサリン・ソフィア・ベル(1978年ー)

    arc.la.psu.edu

    「キャサリン・ソフィア・ベルはアメリカの哲学者でペンシルバニア州立大学で働いています。彼女の仕事の多くは、哲学における多様性の拡大に焦点を当てており、黒人女性哲学者協会を設立しました。ベルは、抑圧を克服するための関係における黒人女性のアイデンティティーの認識について、多くの研究をしています」

    27. マーサ・ヌスバウム(1947年ー)

    en.wikipedia.org

    「マーサ・ヌスバウムは、シカゴ大学に拠点を置くアメリカの哲学者です。彼女は、性別とセクシュアリティが不適切な区分であり、社会的な序列だけでなく対象化をも強制するものだと書いています。このニューヨーカー誌の記事は彼女の聡明な人物を描き出しています」

    28. ジュディス・バトラー(1956年ー)

    en.wikipedia.org

    「アメリカの哲学者ジュディス・バトラーのジェンダー理論に関する研究は、第3波フェミニズムに影響を与えています。彼女の著作『ジェンダー・トラブル――フェミニズムとアイデンティティの攪乱』では、セクシュアリティ、性別、ジェンダーは文化的に構築されたもので、ジェンダーは努力をもって成し遂げるような側面があると主張しています。彼女はカリフォルニア大学バークレー校に拠点を置いています」

    29. イブ・タック

    evetuck.com

    「イブ・タックは先住民の理論家であり、植民地の入植者、特にその教育について研究しています。彼女は本当にクールです」

    hannahc40b7e8616さんより

    30. ルース・バーカン・マルクス(1921-2012年)

    en.wikipedia.org

    「ルース・バーカン・マルクスはアメリカの哲学者で論理学者でした。様相論理学、直接指示理論、道徳的葛藤に関する彼女の研究は、大きな影響力を持つと考えられています」

    31. ローリー・ジャネル・ダンス

    umass.edu

    「彼女は人間の条件について真実を非常に単純化して話しますが、自分についての社会的な状況を大宇宙的に見れば、自分の民族や人種的なアイデンティティがなんであれ、彼女の全ての言葉に『その通り』と言ってしまいます」

    — Jeanne McVerry、Facebookでの投稿

    32. レイ・ラングトン(1961年ー)

    newn.cam.ac.uk

    「オーストラリア系イギリス人哲学者のレイ・ラントンは、現在ケンブリッジ大学を拠点にしています。彼女はポルノグラフィーと対象化、特に著作『性的唯我論:ポルノグラフィーと対象化に関する哲学論文』でよく知られています。彼女は動物倫理についても書きました」

    33. ダナ・ハラウェイ(1944年ー)

    wgss.yale.edu

    「ダナ・ハラウェイは『サイボーグ・ダイアローグズ』で知られていますが、最近では環境と動物との異種協働に関する研究でも知られています。彼女の著作『Staying with the Trouble: Making Kin in the Cthulucene(未邦訳)』はとてもおすすめです」

    terril5さんより

    34. アンドレア・ドウォーキン(1946-2005年)

    en.wikipedia.org

    「アンドレア・ドウォーキンはアメリカのラディカル・フェミニストであり、ポルノは強姦と女性に対する暴力に関連していると主張していました。彼女はどんな風に自身を覚えてもらいたいかを聞かれたとき、『男性優位が死に絶えた時代の博物館で、私は自分の仕事が消滅した原始的な社会の人類学的遺物になっていてほしいと思います』と話しました

    35. パトリシア・チャーチランド(1943年-)

    upload.wikimedia.org

    「パトリシア・チャーチランドは、神経哲学と心の哲学に関する研究で知られるアメリカの消去主義的唯物論者です」

    g40042a20f さんより

    36. リサ・デルピット(1952年ー)

    Twitter: @lisadelpit

    「リサ・デルピットはフロリダ国際大学を拠点にし、『他方のアイデアを克服すること』に焦点を当てて研究しています」

    - Jeanne McVerry、Facebookでの投稿

    37. ガートルード・エリザベス・マーガレット・アンスコム(1919-2001年)

    iep.utm.edu

    「英国の哲学者エリザベス・アンスコムは、帰結主義と現代の徳倫理学について書いた分析的な哲学者でした」

    この記事は英語から翻訳されました。翻訳:フェリックス清香 / 編集:BuzzFeed Japan