新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の接種券送付が各自治体で始まっています。
1、2回目接種をしたあとに、別の自治体に引っ越した人は、どうしたらいいのでしょうか?
申請が必要?その方法は?
厚労省に聞きました。
厚労省はBuzzFeed Newsの取材に、「2回目接種後に別の自治体に引っ越した場合、基本的には引っ越し先の自治体への申請が必要です」と説明します。
転入の手続きをした際に、コロナワクチンの接種情報も引き継がれる自治体が少ないためです。住民異動と接種に関する情報を連携させている自治体が少ないことが、その理由です。
接種情報が引き継がれている場合は、自動的に3回目接種券が郵送されます。
2回目接種を終えてから別の自治体に引っ越したりして住民票の所在地がかわった場合、最後の接種から半年以上経っても3回目接種券が届いていない時は、今の住民票がある自治体に問い合わせたほうがいいと、厚労省の担当者は語ります。
自治体の多くは、コールセンターなどワクチン接種についての問い合わせ電話番号をウェブサイトで公開しています。
まずそこに問い合わせ、申請手続きをしましょう。
オンラインで申し込む方法も…まずは自治体が対応しているかチェック
オンラインで申請できる自治体もあります。
厚労省が運営するサイト「コロナワクチンナビ」では、個人情報などを入力し、3回目接種券の発行を申請することができます。
「コロナワクチンナビ」のトップ画面に「追加接種(3回目接種)用の接種券発行申請」の欄があり、そこをクリックすると申請用ページに飛びます。
「住民票の市町村」欄で、いま住んでいる自治体を選択すると、引っ越し先の自治体がオンライン申請に対応しているかどうかを知ることができます。
対応している場合は、氏名など個人情報、1・2回目接種の情報を入力するタブが出てきます。入力後に送信すると、手続き後に自宅に接種券が郵送されます。
オンライン申請に自治体が対応していない場合は、赤字でその旨が表記されます。その場合、電話で問い合わせをします。
3回目の接種券申請については、厚労省のサイト「新型コロナワクチンQ&A」にも説明があります。
引っ越しなど住民票所在地の変更のほかにも、「海外で2回目接種を受けた場合」「海外在留邦人で、成田空港または羽田空港で2回目接種を受けた場合」なども、3回目接種券申請の問い合わせが必要です。