『ジュノ』『インセプション』『アンブレラ・アカデミー』など、数々のヒット作に出演しているエリオット・ペイジが、トランスジェンダーであることを公表しました。
エリオットは12月2日、ツイッターに声明を投稿しました。
オスカー賞にノミネートされたこともあるエリオットは、「喜びは本物だが、壊れやすくもある」と書き、世間に公表することを「怖いと感じている」とも付け加えました。
私に対する侵害や憎しみ、悪ふざけや暴力などが怖いです。統計を見ると驚異的です。トランスジェンダーに対する差別は蔓延しており、残酷で恐ろしい結果をもたらしています。2020年だけでも40人のトランスジェンダーが殺害されたと報告されていますが、その大半は黒人とラテン系のトランス女性でした。
「自分がトランスジェンダーであることを愛しています。そして、クィアであることも愛しています。そして、自分が誰であるかを心から受け入れられると、より多くの希望が見え、自分の心も成長して強くなれるのです」
「嫌がらせ、自己嫌悪、虐待、暴力の脅威に毎日向き合っている、すべてのトランスジェンダーの人へ。私はあなたに共感し、あなたを愛しています。そして、私はこの世界をより良い方向に変えていくために、できることは何でもします」
ツイッターでは、エリオットを支持する多くのコメントが集まっています。
エリオットが出演している、Netflixドラマ『アンブレラ・アカデミー』
女優、ジャミーラ・ジャミル
歌手、トドリック・ホール
女優、ミア・ファロー
LGBTQの権利を守る非政府組織、GLAADもエリオットを祝福しています。
ダンサー/振り付け師である彼の妻、エマ・ポートナーも、自身のインスタグラムでエリオットの声明をシェアし、メッセージを添えました。
エマは「エリオット・ペイジ、あなたを誇りに思う。トランスジェンダー、クィア、ノンバイナリーの人々は、この世界への贈り物です」とコメントし、「輝け、スイートE(エリオット)。とても愛してる 」と締めくくりました。
この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:アシュウェル英玲奈