シカゴの警察当局が、100台を超える高級車を盗んだ疑いがあるとして十数人の捜査を進めている。カーシェアリングのサービスを利用し、アプリを不正操作して車を盗んだとみられ、カーシェア会社がシカゴ市内での営業を一時停止する状況に追い込まれた。
シカゴ市警は17日、カーシェア会社のcar2go(SHARE NOWとしても知られる)から、会社のアプリを悪用して車を盗まれた、と通報があったことを明らかにした。
市警の声明文によると、「会社からに寄せられた情報に基づいて車の多くは発見され、関係者が事情聴取を受けている」「シカゴ市警は会社側と協力し、行方の分かっていない車を探している」という。
CBS Chicagoによると、盗まれた車の多くは、ほかの犯罪に使われた可能性があるという。市警は、盗まれた車がどう使われたかは明らかにしなかったが、か「捜査は続行中」としている。
カーシェア会社SHARW NOWの広報担当ケンデル・ケルトンは、顧客情報は漏れておらず、シカゴだけで発生していると話す。
「シカゴのみで起きている不正行為だ。我々は警察と協力する」
「十分に警戒するため」、シカゴのサービスを一時的に停止したという。
17日の午後、50台のメルセデスベンツを含む100台の車の所在を特定できていないと警察は伝えた。
Webによると、car2goは、約14,000台のメルセデスベンツなどの車を北米と欧州、アジアの20以上の都市に配置している。car2goは最近、BMWのカーシェアを行うDriveNowと提携し、SHARE NOWとなった。
タニヤ・チェンが取材協力した。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:藤原哲哉