「いい人」って何?
1. 1杯おごる「いい人」
バーでドリンクを奢るという男性。
断ろうとしても「ぜひ1杯だけ付き合ってください」と押し切られて受け取ると、すぐに「彼氏いるんですか?」の質問。
彼氏がいると答えると、ドリンクを奪われ「ブスが調子のんな」って言われた。
本当に無理。
2. 恋愛のアドバイスをする「いい人」
「いい人」のツラい思い出と言えば、信頼していた長年の男友達から、当時付き合っていた彼が浮気していると指摘された時の話。
彼氏を問いただすという私に、「やめたほうがいい。何も言わずに連絡を絶つべき」というアドバイスをくれた友達。
で、「失恋の傷が癒えるまで俺がそばにいるから」的なことも言ってきた。
それでも白黒ハッキリさせないと気が済まなかったので、彼氏に詰め寄るとシロだった。
つまり、浮気疑惑はすべて男友達が仕組んだ嘘だった。
3. 女性に感謝されたい「いい人」
バーで1人で飲んでいた時に話しかけてきた男性。
いい人そうだったのでちょっと話をしていると、「女は俺にもっと優しくするべき、感謝するべき」という持論を展開。
彼いわく、例えばドアを開けてあげたり、飲み物をおごってあげたら、何か見返りがあって当然だと。
その後30分ほどかけて、ドアを開けてもらったくらいで「白馬に乗った王子様だわ、素敵!すき!」となる女性はいないと説明しましたが、まったくわかってもらえませんでした。
4. 助けてくれる「いい人」
クラブでしつこくからまれているところを助けてくれた「いい人」。
そこは素直にありがたいのですが、10分後には、そのいい人が腰に手をまわしてしつこくからんできました…。
彼氏がいると言うと、「助けてやったのにそれはない。彼氏いるのは嘘だ」と詰め寄られてしまい、うんざりしました。
彼氏の写真を見せると信じてはくれましたが、捨て台詞が「このビッチが!」で嫌になりました。
5. 束縛する「いい人」
知人のパーティーで知り合った男性。
帰り道が一緒で、道中の車内カラオケで盛り上がったことがきっかけで連絡先を交換。
一度デートして、その後も1週間ほど連絡を取り合っていました。
仕事で疲れて爆睡した翌朝、彼からの通知が50件超え。
「何してる?」から始まって、最終的には「おまえのようなヤツ、本当は誰も話もしたくない。死んだほうがいい。死ね!」にエスカレート。
すぐに彼に連絡し、ありえない行為だとはっきり言うと、平謝りしつつも、自分がいかに「いい人」であるかを力説。
50件越えのメッセージは気持ち悪いけど、友達から「なんで彼に会わないの? いい人なのに!」と言われた時にそれを見せると、すぐ理解してもらえるので便利です。
6. 傷に寄り添いたい「いい人」
マッチングアプリで出会った人とデートすることに。
私の職業は官能小説家なのですが、彼にそう言うと、優しく手を握られて「ツラかったね。誰に傷つけられたの?」って。
おい! ツラくないし、傷ついてない。それが私の仕事です!
好きでやってる仕事だといくら説明しても、彼は全然信じてくれませんでした。
過去の性的トラウマのせいで官能小説を書く私を救ってあげるという、勝手なシナリオを押し付けてきました。
もちろん、二度目のデートはなし。
7. 家まで送ってくれる「いい人」
職場の忘年会のあと、女性社員(27歳既婚)を誰が送っていくかで、大乱闘になった2人の男性社員。
うち1人は私の部下だった。
大乱闘に対応しているうちに、部下がその女性社員に1日に80通ものメールを送っていたことが発覚。
内容は「なんで話してくれないの? 友達でしょ?」というようなもの。
結果、彼はクビになったけど、なんでクビになったのかまったく理解できないらしい。
8. 俺みたいな「いい人」
マッチングアプリで知り合った男性。
いい人そうで、連絡を取り合っているうちに会う流れに。
スタバで会うのが決まったところまではよかったのですが、彼は「今から30分後に!」と。
すでに夜10時過ぎだったので、今日は無理だと告げて、そのままチャットで話をしました。
その数日後、彼からきた「元気?」のメッセージに、普通に「元気だよー」的な返信をしたら、彼の態度が豹変。
しばらくチャットが途切れたあとにきた返信がコレ。
「他に言うことないなら、連絡してくんな! 付き合ってるようなそぶりで、気をひこうとするとかマジでビッチだな。お前みたいなやつが、俺みたいないい人をたぶらかすんだわ。まじでくそ」
…俺みたいないい人って、誰だよ。
9. 他の男とは違う「いい人」
友達が紹介してくれた男性と初デート。
相手の男性はなんというか…、典型的な「いい人」。
僕は他の男とは違うとか、女性への接し方をわかってるとか、ジム仲間がどうとか、そういうアピールが多かったです。
嫌な人じゃないけど、盛り上がりもしなかったので、二度目はないかなという印象でした。
デート終わりに車まで送るというので、送ってもらい、車のドアもあけるというので、あけてもらいました。
そこからハグまではギリよしとして、なんとキスしようとしてきたのです。
びっくりしたので、顔を背けてすぐに車に乗りました。
男性は「は? キスなし? まじ?」と。
私はのんびりタイプであまり怒ることはないのですが、この時は、一瞬で怒りと恐怖を感じました。
体格のいい男性が車の前に立ちはだかる様子は本当に怖い。
勇気を出して真面目な顔で「ごめんなさい。どうしても家に帰らないといけないの」と冷たい声でいうと、男性がどいてくれたのでほっとしました。
この後、なんとなく怖くてしばらく誰ともデートには行けませんでした。
女性の扱いをわかってるって、車のドアをあけることだけじゃないと思います。
10. ハグする「いい人」
やたらハグしたがりの知人(男)。
会うたびにハグしようとしてくるけど、私はハグが苦手。
どれだけ私がハグを断っても、負けじと会うたびにハグしようとしてくる。
大学の自習室でのグループ勉強会に参加すると、彼もかならずのぞきにくる。
教授と話しながら廊下を歩いていても、向こうから腕を広げてやってくる。
私の5倍くらいある体格で両手を広げて…。
怖いです。
11. 待てない「いい人」
マッチング系サービスを使い始めたけど放置しており、久しぶりにログインしたらメッセージが2通。
送り主は同じ男性で1通目は「プロフィールを見て、共通の趣味が多いなと思ってメッセージしてみました」的なやつでした。
2通目は「無視すんな。出会う気がないならそもそもやんなよ、ビッチが!」。
ちなみに、1通目と2通目の間はたったの2日間。
最初のメッセージは普通の「いい人」風だったので、デートに行ってた可能性もあったと考えると恐ろしいです。
12. 俺たち「いい人」
夫とは高校の時から一緒です。
大学時代、付き合って3年目の頃、バイト先に仲の良い男友達2人がきて、「バイトが終わったら遊ぼう」とけっこう強引なお誘いをされました。
彼(現夫)は別の大学に通っていたのですが、しっかりした関係を築けていたので、異性の友人もお互いOK。
バイト後遊ぶことにすると、男友達2人はご飯作ったり、お世辞言ったりと至れり尽くせり。
どうも居心地が悪くて「この後、彼氏と会うからもう帰るね」と言うと、雰囲気が一変。
「なんで別れた男に会うんだよ?!」と。
その後わかった話をまとめると、同姓同名の子が彼氏と別れたのを私だと勘違いしたらしく、次の彼氏の座をかけた勝負をしていたようです。
もしくは、3人で楽しむ計画だった可能性も…。
変な雰囲気を感じてすぐ帰ってよかったです…。
13. 大学同期の「いい人」
大学卒業祝いで友達数人とバーへ。
「いい人」とされている男友達が、私にショットをめちゃくちゃすすめてきて、帰り際にはけっこう酔っ払っていました。
さらに、この男友達は、「知らない男が私のドリンクに何か入れたのを見た。意識がなくなる可能性があるから、看病する。俺の家に一泊した方がいい」と言い出しました。
酔っ払って頭が回らないし、何かあったら怖いので、言う通りに彼の家に泊めてもらうことにしました。
彼の家で少し食事をして、お水を飲んで、リビングで映画を見ながらまったり。
もし私が吐いてしまっても、喉につまらないように、彼はしばらく起きておくとまで言ってくれました。
で、なんだかんだで、ウトウトし始めた私の体をまさぐる彼…。
彼の脳内では「ここまでお世話してあげたんだから、これくらいいいよね?」と、看病が性的行為に変換されていたようです。
最初は笑ってごまかしていましたが、彼がやめてくれないのでブチギレました。
そこから口論になり、最終的に男が飲み物に何かいれたというのは、彼の嘘だと判明。
夜中の3時、私はまだ酔っ払っていましたが、彼の家から追い出されてしまいました。
大学時代ずっと信頼して仲良く過ごしてきた男友達。
「いい人」が結局コレです。
14. マッチングアプリの「いい人」
マッチングアプリで知り合った男性。
アプリ上で何度か連絡をして、会うことになりました。
待ち合わせのバーに行くと、そこにいたのはアプリの写真とは全然違う人。
偽の写真・プロフィール使ってますね?と詰め寄ると、「僕たちは気があわない」と帰ってしまいました。
にも関わらず、その後毎日「デート楽しかったね。きっといい友達になれるね!」としつこく連絡してくる男。
翌週には、留守電に「俺みたいないいヤツはいない」というメッセージが私の悪口とともに残されるようになり、さらに次の週は「俺たちは運命だ!」という叫びの留守電。
その後しばらくは、家や職場がバレた時のために、証拠として留守電のメッセージを保存していました。
怖い。