料理の五十音表....?
料理の「さしすせそ」と言えば、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
順に、砂糖・塩・酢・しょうゆ(旧仮名遣いで「せうゆ」)・味噌を表しています。
「さしすせそ」だけでは物足らなくなり、美大生が作ったのが、「料理の五十音表」。現在、ネット上で話題になっています。
それがこちら↓

色彩豊かに並べられた調味料の数々に圧倒されますよね!
BuzzFeedは、作者のカナイガさん(@shiragaigarashi)にお話を聞きました。
1千を超えるリツイートと約4千の「いいね」を集める投稿は、「キッチンに貼りたい!」「美しい✨」などのコメントが集まっています。
この反響に、「とても嬉しく思います。 五十音捻り出すのが意外と大変だったので、細かいところまでみていただけて感動しています」とカナイガさんは喜びます。
今回の画像は、「いろんな人に見て楽しんでいただきたいと思って投稿した」といい、その言葉通り、多くの人を魅了しています。
また、「『私なら“と”はとんかつソース!』『“う”は味覇でしょ!』のようなコメントをいくつかいただき、みんなそれぞれの五十音があることもわかって、面白かったです 」と投稿による気づきがあったようです。
「他の行があってもいいよな」
ところで、なぜ「さ」行以外の調味料を考えようと思ったのでしょうか。
「普段から食べ物について考えることが好きで、ある日調味料について考えていたら、ふと『料理のさしすせそ』があるなら他の行もあってもいいなと思い、無理やり五十音出してみよう!となったのがきっかけです」
「それらを五十音表の形でまとめたら、調味料のカラフルな個性を楽しめるものになるだろうということで、制作しました」
「程よくいい加減に」
表は、独自ルールに沿って制作したと言います。
そのルールが.....
・五十音全ての文字に調味料ないしは調味料っぽいものを当てはめる
・その際、さ行にある「いれる順番」のルールは無視
・さ行の「醤油(せうゆ)」や「味噌」のように、 やや無理矢理もOK
「頭文字にくる調味料が無い場合は、無理矢理選定しましたが、その無理矢理感もなるべく程よい加減でバランスを取れるように考えました」
それぞれの行の調味料だけで料理を。
カナイガさんは、五十音表を作るだけに止まらず、それぞれの行にある調味料のみで料理をし、TwitterやInstagramで投稿をしています。
今日は、た行でマーボー丼風をつくりました!
「表をつくる際に、全ての調味料を入手して撮影したのですが、たくさん余ってしまったのでそれらを使って料理してみようと思い、料理シリーズを始めました」
その中でも、一番の出来がよかった料理を聞いてみると、「『な』行のハンバーグ」だと回答がありました。
「ダントツでおいしかったです。今回、実は人生で初めてのハンバーグ作り、しかも材料がめちゃめちゃだったので、とても心配でしたが、おいしすぎてびっくりました」
今日は、な行でハンバーグをつくりました!
今後については、 「まだゆっくり考え中ですが、『えっ?この調味料をこの料理に!?』みたいな意外性もさらに追求していきたいです」と意気込んでいます。
「バターの車」
カナイガさんは他にも可愛らしくユーモア溢れる多くの作品を、SNSに投稿しています。
一番のお気に入りの作品は、 「バターの車」という映像作品だそうです。
「トーストの上をすべるバターの愛しさをたのしく表現できたのでお気に入りの作品です。 バターが大好きで、他にもバター作品はいろいろ制作しています」
#2020年自分が選ぶ今年の4枚 急にバター好きになった1年