7月21日に投開票される参議院議員選挙。街頭演説で足を止め、政党の党首や候補者らの演説に耳を傾ける機会があった人は、決して多くはないだろう。
自民党総裁の安倍晋三首相は20日、自民党の「聖地」と呼ばれ、選挙戦最終日に街頭演説会を開くことが恒例となっているJR秋葉原駅前で、演説した。
会場に集まった有権者たちは、どんな思いで耳を傾けたのだろうか。BuzzFeed Newsは「なぜ今日、演説会場を訪れたのか」を聞いた。
各地で演説会が開かれた、選挙戦最終日。こちらも併せてお読みください。
▶︎あなたはどうして立憲民主党の演説会場に?質問をぶつけてみた
「憲法改正に向けて『安倍政憲』を応援しています。」
「自民党員です。以前も秋葉原の演説は見にきたことがあります。今回の選挙は日本にとって大事なものになる」
「憲法改正を目指す自民党に勝ってもらわないと、日本が守れないと思い、見にきました」(40代、会社員)
「つくばエクスプレスの乗り換えで通りかかりました。」
「帰宅途中にたまたま演説会をやっていることを知ったので、聞いていくことにしました。普段から自民党を支持していて、もう期日前投票も済ませてきました」
「今回の選挙はあまり争点がないように感じました。民主党政権の頃もそうでしたが、野党には政策がない。政権に反対することしかしていなくて、話にならないと思います」(39歳、会社員)
「秋葉原の演説に一度来てみたかったので!すごい人でびっくりしました!」
「昔から代々、家族が自民党を支援してきて、自分もあまり悩まずに自民党に投票してきました。今日も、選挙戦の最後の日にここに総理が来ると聞いていて、雰囲気を知りたくて来ました」
「テレビでは大げさに映っているのかと思っていたのですが、想像以上に人が多くてびっくりしました。アンチの方が多いのかと思いきや、意外と『総理 頑張れ』のプラカードを持っている人も多いんですね」(40代、主婦)
「安倍ヤメロ」
「今回の選挙最後の演説会なので、安倍さんに文句を言いに来ました。僕たちが歳をとったら今ほど年金をもらえないことは明らかだし、安倍さんの政策であまり僕たちの生活がよくなるとは思えません」
「札幌(15日に札幌で開かれた安倍首相の街頭演説)で、野次を飛ばした人を排除するとか、民主主義や日本がやることではないと思います」(33歳、団体職員)
「一票をムダにしない」
「演説会は極力全部聞きに行っています。この後は、別の党の演説会にも行く予定です。普段は自民党を支持していますが、消費税は今上げるべきではないと思っており、本当に悩ましいです」
「(演説会をめぐるのは)やっぱり候補者本人にどういう思いがあるか聞いて、誰に投票するか決めたいからです。投票する権利が欲しくてももらえない人もいる中、権利を行使せずに文句だけ言うのは申し訳ないです」(40代、自営業)