世界中に熱狂的なファンを誇る映画「スター・ウォーズ」のシリーズ最新作「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」がついに、12月15日に公開されます!

スター・ウォーズ映画の中でも「衝撃作」と噂される今作の公開を前に、シリーズ最初の三部作の主人公として愛されつづけ、今作でも物語の鍵を握るルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルさんが来日。
BuzzFeed Newsは“伝説のジェダイ”を演じるハミルさんに単独インタビューし、撮影の舞台裏から、日本のファンにお願いしたいこと、得意なスター・ウォーズモノマネまで聞きました。
とにかくショックだった
ーー前作「フォースの覚醒」では、ジェダイの再建に失敗したのちに世を捨て、孤島にこもり、疲れ、老い果てた姿で登場したルーク。今作の「最後のジェダイ」の台本を読んだ時の印象は?
とにかくショックだったよ。ルークが映画のなかで「お前の思う通りにはいかないぞ」と言うシーンがあるけど、僕自身もそう思った。
ーーでは、ご自身が想像していたルークのその後の物語とは…
全く違ったよ!監督のライアン・ジョンソンにも言ったんだ。「ジェダイは絶対に諦めないし、どんな間違いを犯しても、どこかの島に何十年も逃げ隠れたりせずに、自分の間違いを正そうとするはずだ」って。
ルークは最初の三部作で誰よりも希望にあふれ、楽観的なキャラクターだった。それが「最後のジェダイ」では、暗闇のなかにいる。
彼の身に何が起きたのか。それは、映画を見てもらえばわかると思うよ。

次世代のキャラと共演
ーー今作ではフォースの力を覚醒させた少女・レイが主人公となり、新しいキャラクターもたくさん登場します。次世代のキャストと共演した感想は?
みんな最高だよ。面白いのが、今回の三部作ではかつてのルークが持っていた要素を、色んなキャラクターに分散させているんだ。
例えば、かつてはルークが新しい力に目覚めた孤児だったけど、今ではレイがそうだ。
かつてはルークが悪い奴らの格好をしてデス・スターに忍び込んだけど、今それはフィンたちで、昔はルークが生意気なパイロットだったけど、それはポー・ダメロンに引き継がれた。
そうやって物語は続くし、新しいキャラクターが登場する。製作陣は本当にいい仕事をしたと思うよ。



ーールーク以外のキャラを演じるなら誰がいいですか?
そりゃあ、最初に台本を読んだ時は「え〜ハン・ソロがよかった」って思ったよ!(笑)
だってハン・ソロは皮肉の利いた冗談も言えるし、モテるし、大胆だし、色んな危険なこともするけど、ルークはちょっといい子いい子してるからさ。わかるだろ?
お決まりは「ポーグジョーク」
ーーキャストの間で流行っていたことは?
ポーグ絡みのジョークが流行っていたね。
ポーグは新しく登場する生き物なんだけど、みんな「ポーグスープ」とか「ローストポーグ」とか、ポーグを食べる系ばかりのジョークで、「ポーグは小さくて愛らしい鳥なんだから、すぐに食おうとするな!かわいそうだろ!」って言ったんだ(笑)

死ぬまで寂しさは続く
ーー「最後のジェダイ」は、ルークの双子の妹であるレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーさんの遺作となりました。
本当に胸が張り裂けそうだよ。
キャリーとは彼女が19歳の時に出会って、41年もの月日を共にした。
彼女はいつも僕を笑顔にしてくれたし、僕も彼女をいつも笑わせてた。何年経っても、お互いに最初に出会った頃と変わらないってことを理解していて、安心感があったんだ。
僕は彼女が大好きだったし、きっと死ぬまでこの寂しさは続くと思う。
でも、彼女が今ここにいないことに怒りを覚えるよりも、あの月日を共にできたことを本当に感謝してるよ。
日本のファンのおかげで…
ーーハミルさんにとって、日本はどんな場所ですか?
(父親がアメリカ海軍に勤め、横須賀に駐在していたため)日本は僕にとって、高校生活の2年間を過ごした大切な場所だ。この国の美しさ、人々の優しさが本当に大好きだよ。
それに日本のスター・ウォーズファンは熱意があって、忠実で、いつも支えてくれるので本当に感謝しているよ。
彼らがいなければ、僕は今日ここでBuzzFeedのインタビューも受けることなんてなかったんだからね。家でパンツ一丁のままテレビでも見てたよ(笑)

ルークからファンにお願い
でも、僕から日本のみなさんに一つお願いするとしたら、映画を見た人たちはできるだけ長く、内容をネタバレしないでってことかな。
前回の「フォースの覚醒」では、見た人がすぐに「あーハン・ソロが死んじゃった」ってTwitterに書き込んでいて、おいおいまだ公開2日目だぞ!って感じだったから(笑)
だから僕からのお願いです。「最後のジェダイ」の秘密はできるだけ長く内緒にしておいてください!