世にも珍しい「白いワニ」の赤ちゃんがアメリカで誕生しました。
SNSでは「白いワニ……実在したのか」と驚く声や、「ワニの赤ちゃん、ただでさえ可愛いのに白いなんてチートだよ!」とうっとりする声が続出しました。
また、漫画家の江口寿史さんが「スランプ時に白いワニがやってくるシーン」をよく描いていたことを受けて、「江口寿史さんの身に何も起きないといいが」と心配する声も出ていました。
アルビノとは異なる「白変種」のワニとは?
この白いワニの赤ちゃんの誕生は、フロリダ州のワニ園「ゲーターランド・オーランド」が12月9日、Facebookで報告しました。
同園の報告によると、この白い赤ちゃんワニは「白変種」と呼ばれる遺伝的変異種です。体重は96グラムで、現在の体長は49センチだそうです。一緒に生まれた兄弟は普通のワニの色をしていました。
このワニ園によると、アリゲーター科の「白変種」が飼育下で誕生したのは初めて。CNNは「このワニ園が知る限り、世界に8頭しないいないうちの1頭」と報じています。
白い動物というと「アルビノ」を思い浮かべますが、メラニン色素を失ったアルビノのワニの瞳孔がピンクなのに対し、白変種のこのワニの瞳孔は深い青色だそうです。
白変種のワニも個体によっては斑点がある場合もあるそうですが、今回生まれた赤ちゃんは斑点などがなく真っ白で日焼けしやすく、長時間日光の下にいることができません。ワニ園では希少な赤ちゃんの健康に細心の注意を払っています。
SNSで名前を募集中!
CNNによると赤ちゃんの健康状態は良好で、小さく切った生の鶏肉などを食べているといいます。
同園のマーク・マクヒュー社長は「来年早々には展示を開始する予定です」と話しています。公開に向けて赤ちゃんの健康と成長を注意深く見守ると共に、Facebookのコメント欄などで名前を募集しています。
希少なワニの赤ちゃんが世界のアイドルになる日も近い! かもしれませんね。