M-1出ばやし「エセカンカンカンカン♪」の本当の意味

    テレビでよく聴くあのメロディーの謎

    テレビやラジオでよく聴くあのメロディー。でも意外に、誰がつくっているのかわからないってことありますよね。そんな楽曲をまとめてみました。

    M-1グランプリの出ばやし

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    ファットボーイ・スリム「Because We Can」

    「M-1グランプリ」の勢いある出ばやしは、英国のミュージシャン、ファットボーイ・スリムの「Because We Can」の一節。最近では、「アメトーーク!」の「パクリたい-1グランプリ」でもおなじみです。

    「エセカンカンカンカン…♪」と聞こえる歌詞は、実は「Yes we can, can, can, can…♪」と言っています。

    2001年の映画「ムーラン・ルージュ」で使われていた曲ですが、いまではすっかりM-1のイメージが定着。「やればできる!」的な歌詞のメッセージといい、芸人さんならずとも気合いの入る1曲と言えるのではないでしょうか。

    タモリ倶楽部のお尻と言えばあの曲

    「タモリ倶楽部」の冒頭、お尻フリフリの映像のバックで流れているのは、米ロックバンド、ロイヤル・ティーンズの「Short Shorts」。1958年に発売され、ビルボード3位になったヒット曲です。

    「ショートパンツをはいているのは誰?」という他愛のない歌詞が、ちょっとエッチな映像に絶妙にマッチしていますね。

    作曲者の一人ボブ・ゴーディオは、後にフォー・シーズンズの一員に。フランキー・ヴァリの名曲「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)」を共作するなど、ヒットメーカーとして活躍することになります。

    フォー・シーズンズを描いたミュージカル映画「ジャージー・ボーイズ」を見た後だと、タモリ倶楽部のお色気オープニングも、ちょっぴり感慨深く思えるかもしれません。

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    フランキー・ヴァリ「君の瞳に恋してる」

    Mステ曲を手がけたグラミー賞ミュージシャン

    「ミュージックステーション」のオープニング曲を手がけたのは、B'zの松本孝弘さん。曲名は「#1090 ~Thousand Dreams~」といいます。

    ギターリフが聞こえた途端、条件反射で「Mステ始まる!」とテレビの前に駆け寄ってしまいそうになるほど、鮮烈な印象の楽曲です。

    松本さんは2011年、ラリー・カールトンとの共作「テイク・ユア・ピック」でグラミー賞の最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞を受賞。

    Mステ放送30周年を迎えた昨年には、新バージョン「#1090 ~Million Dreams~」として再録しています。

    オールナイトニッポンでおなじみの曲

    今年で50年を迎える老舗ラジオ番組「オールナイトニッポン」で、番組開始当初から使われているテーマ曲が、ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラスの「ビタースウィート・サンバ」。

    トランペットの音色に誘われて、試験勉強で夜更かししたあの頃へ一気にタイムスリップしてしまう人も多いのではないでしょうか。

    2002年には、ダウンタウンやココリコ、ロンドンブーツ1号2号らが参加した吉本興業のグループ「Re:Japan」が歌詞付きでカバーしたこともありました。うーん、なつかC!

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    cobaさんのアレンジによる「ビタースウィート・サンバ」

    「ごきげんよう」のサイコロトークは…

    残念ながら昨年で放送終了となってしまった、小堺一機さんの人気番組「ライオンのごきげんよう」。ゲストがサイコロを振り、出た目に従ってトークするサイコロトークが売り物でした。

    サイコロを振る際のメロディーの元ネタは、薬師丸ひろ子さんの「ハードデイズ ラグ」です。いまとなっては、原曲を聴いても「何が出るかな」というワードがループしてしまいます。刷り込みの力って恐ろしいですね…。