注目を集めようと性的マイノリティのフリ? 疑惑をかけられた有名歌手がコメント

    音楽雑誌「ローリング・ストーン」9月号の表紙に、ハリー・スタイルズが抜擢。インタビューでは「クィア・ベイティング(性的マイノリティ当事者を装って注目を集めること)」についてコメントした。

    アメリカの音楽雑誌「ローリング・ストーン」9月号の表紙に、歌手のハリー・スタイルズが選ばれた。同誌で、ソロアーティストが全世界共通の表紙を飾るのは初めてだ。

    「ローリング・ストーン」のインタビューでハリーは、曲の評判や音楽観に加え、過去にもたびたび議論されていた「Queerbaiting(クィア・ベイティング)」について語った。

    「クィア・ベイティング」とは、「クィア(Queer:あらゆるジェンダー、セクシュアリティを包括的に表す言葉)」と「ベイティング(Bait(ing):だまして釣ること、罠にかけること」を掛け合わせた言葉だ。

    自身のアイデンティティについて議論されるのは「くだらない」と、ハリーは語る。

    「『ハリーと公に付き合っている人には女性しかいない』と言われるけど、僕は誰との交際も公にしたことはないと思っている」

    「もし誰かと一緒にいる写真を撮られても、それが関係を公表していることにはならない」

    2019年には、英メディア「ガーディアン」のインタビューで、自身のセクシュアリティについてこう語っていた。

    「隠しているわけでも、出し惜しみしているわけでもない」

    「ただ、それを知ってどうするの? 聞く意味ある?って思うんだ」

    Harry holding a microphone

    「クィア・ベイティング」については、当時からきっぱりと否定している。

    ハリーのインタビュー(英語)は、ウェブ版「ローリング・ストーン」の記事で読むことができる。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:吉谷麟