こちらは、一瞬自分の目を疑ってしまいそうになる、お馬さんの画像だ。
とにかく、この馬はインターネットのそこらじゅうに広まっていた(少なくとも、英語圏では)。
でも、このお馬さんの絵がそもそもどこから来たのか、誰もよくわからないでいた。
不思議な絵だとは、みんな、さすがに思っていたみたいだけどね……。
そして先週。この画像の出どころについて、BuzzFeed Franceが突き止めた。フランスで出版された本に、馬の脚の骨が、いかに人間の足の骨に似ているかを図解するために、描かれた絵らしいのだ。
これが、この馬が絵が元々載っていた子供向けの本だ。タイトルは「馬と子馬の絵」。
初版は1998年。毎年2万部くらい売れていて、2013年には再版になっている。そして、これまで誰も「この絵……大丈夫??」と出版社のほうに指摘しなかったようなのだ。
「弊社の書籍の馬のイラストで、読者にショックを与えようという意図は、全くありませんでした」と、出版元のFleurusの広報担当者はBuzzFeedに話した。
「弊社は教育的な本を出版しています。出版物には、現実に近く、わかりやすいイラストを掲載するよう、心がけています。この馬の絵については、馬の骨のつくりが、人間の骨のつくりに似ていることを、視覚的に説明することが目的でした」
「人間が馬と同じ体勢になった絵を掲載すれば、よりわかりやすくなるかなと思ったのです」