「妻に新しい車イスを」90歳のおじいちゃんがスカイダイビングに挑戦。夫婦愛に涙…。

「妻の介護施設に、新しい車イスを提供したい」。寄付を募るため、イギリス・ヨークシャーに住むおじいちゃんが、90歳の誕生日にスカイダイビングに挑戦しました！

人生でやってみたいことの1つといえば…スカイダイビング！

Oliver Furrer / Getty Images/Image Source

上空数千メートルから地上にむかって飛び降りる様は、見ているだけでも爽快感がありますよね。

イギリス・北ヨークシャーに住むフランク・ワードさんも、最近スカイダイビングをしたひとりです。誕生日の記念に行ったそうですが、フランクさんの年齢は…おどろきの90歳！

Douglas Whitbread @dpwhitbread

Very heart-warming to tell this elderly gentleman that he was in the paper today. "The Express?!" he said, "What the actual main paper?" - before adding "Thank you very much!"

10:03 AM - 07 Oct 2022

Twitter: @dpwhitbread

上空約4500メートルから飛び降りたフランクさんは、その時の気持ちを「この上なく最高で、同時にとてつもなく怖かった」と、英ニュースメディア「SWNS（サウス・ウェスト・ニュース・サービス」に語りました。

Graiki / Getty Images

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20歳のとき英陸軍のパラシュート連隊部に所属していたフランクさんですが、今回の経験は、70年前とはまったく違うものだったといいます。

「心臓はバクバクでしたが、とても落ち着いていました。私ももう年なので、心臓の鼓動が早すぎて少し心配でした」

「地上に降りたときは、最高の気分でした。無事生き抜きましたよ」

しかし、フランクさんがスカイダイビングを行ったのには、もうひとつの目的がありました。

それは…介護施設にいる妻と他の入居者に、新しい車イスを買うための資金を集めること。

Ratchaneeyakorn Suwankhachasit / Getty Images

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フランクさんの妻、マーガレットさん（81）は約1年半前から、介護施設に入居しています。

マーガレットさんと外出するとき、車イスの調子がいつも悪いのを、フランクさんは気にしていたそうです。

その後、フランクさんが資金集めサイト「JustGiving」で人々に寄付を呼びかけたところ、事情を知った人々から多額の寄付が集まりました。

JustGiving / Via justgiving.com

サイトに掲載された説明文：

「今後数カ月のうちに介護施設の運営コストは増加し、状況は悪化すると思います」

「私の妻も介護施設にお世話になっており、他の入居者が今と同じ水準の介護を期待できるように、できる限りのことをしたいと思っています。そのため、新しい車イスを提供したいです」

10月12日時点で、目標額の500ポンド（約8万円）に対し、2055ポンド（約33万円）が集まっています。

「90歳の誕生日には、何かをしたいと思っていたんです」とフランクさん。

Johner Images / Getty Images/Johner RF

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「スカイダイビングと妻の車イス、この2つのアイデアを結びつけて、介護施設のための資金集めを思いつきました」

「介護施設では、職員の人手不足や暖房にかかるお金、介護費などが莫大になっています。そのため（車イスなど）新たな備品の購入が後回しになってしまうんです」

「こうした形で妻や介護施設にいる人々のお役に立てたことに、私はとても満足しています。まさかこんなに拡散されるとは思っていませんでした」

フランクさんのスカイダイビングの様子は、「SWNS」公式YouTubeから視聴できます。

SWNS / Via youtube.com

サムネイル画像：Getty Images

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