オーストラリア・メルボルンで、何者かが女性に使用済みの避妊具を郵送する事件が起きている。被害者は、少なくとも65人にのぼる。
被害は2カ月にわたって報告されており、性的な内容の手書きのメッセージも添えられているケースがほとんどだという。また、多くの女性が複数回郵便を受け取っている。
警察の発表によると、被害者の女性はすべて私立女子校Kilbreda Collegeの卒業生だ。皆1999年に卒業しており、被害者はイヤーブック(卒業アルバムのような年鑑)から個人情報が抜き出されていると主張している。イヤーブックには、生徒の住所が記載されているという。
被害者の1人、ブリーさんは、母親が郵便を開封したとBBCに語る。
「母は、かなりショックを受けて動揺していました。本当に気持ち悪がっていて、誰かが私を狙っているのでは、と父と心配していました」
同級生の間で同様の事件が相次いでいると知ったブリーさんは、卒業生たちのFacebookグループを作成したという。すると、芋づる式に被害者が現れた。
「冗談の域を超えています。やめてほしいです。ある人には4通も届いていて、もううんざりしています」
警察は情報提供を求めながら、DNA鑑定と筆跡鑑定で犯人の特定を試みている。
サムネイル:Getty Images