ひとり暮らしのインテリアどうする? プロ激推しの実例レイアウト 5選
ひとり暮らしに役立つ情報を届ける特集「ひとり暮らしの神」。必要な家具や家電を揃えて、快適&おしゃれな部屋で暮らしたい!オススメのインテリアレイアウトを、プロに教えてもらいました。

自分だけの部屋で、あたらしい生活。

屋内で過ごす時間が増えた昨今、やっぱりお部屋の居心地は重視したいですよね!
定番から上級者向けまで、オススメのレイアウト5パターンをインテリアコーディネーターの太田恵美さんに聞きました。
※お部屋は約7畳の1Kを想定しています。図面の縮尺は、縦3.6m × 横2.7m = 11.34㎡ です。お部屋や家具のサイズによって差があるため、あくまでレイアウトの参考例としてご覧ください。
1. シンプルイズベスト! 使いやすい&アレンジも加えやすいレイアウトのお部屋

縦向きに部屋の動線を生み出す、使いやすいインテリア配置です。枕の向きは、どちらでもお好みで。
ベッドの下に、収納できるスペースがあると便利ですね。収納と一体になっているベッドフレームや、脚が高いものがオススメです。
テレビの前にクッションや座椅子を散りばめても過ごしやすそうです。
太田さんのオススメは、「シェルフで季節のディスプレイを楽しむ」こと。
「部屋に『映えるスポット』を作ると、出かける時も帰った時もワクワクできます」

太田さんによると、ダイニングテーブルは収納と一体になっているタイプもオススメです!
「下には普段あまり使わないものを入れて、上には食器を入れてもいいですね」
画像のように一体化しているものありますが、好みのものが見つからなかった場合、別々のダイニングテーブルとオープンシェルフをくっつけて使用してしまうのもアリですね。
2. ベッドをプライベート空間に。ひとりの時間を重視するお部屋

ベッドのヘッド部分、サイド、もしくは両方にシェルフを設置することにより、ベッドまでの目線が隠れて1つの部屋の中でもプライベート空間が生まれます。
収納が足りない場合、図面左上のスペースを使いましょう。

圧迫感を抑えるため、また両側からものを出し入れできるよう、シェルフは画像のようなオープンシェルフがオススメだそうです。
天板をディスプレイスペースとしても、ちょっとしたデスクとしても活用できそうですね!
3. ベッド兼ソファーの賢い使いかた。ベッドを中心に生活するお部屋

ベッドの脇をあえて壁につけず、ベッドをソファーのようにも使えるレイアウトです。
バルコニー側・窓側にあえてスペースをあけ、サイドテーブルを置きます。反対側にもシェルフを置いて、天板をコンパクトなデスク代わりにすれば、ベッドの両サイドで作業ができます!
太田さんによると、サイドテーブルはダイニングテーブル (72cm)とローテーブル (42cm)の間、66cm前後の高さでラウンド型のものがオススメだそうです。
「ベッドやソファーに座って作業をするのにも、食事を取るのにもあまり不便のない高さです。ひとり暮らしであまり広くない間取りなら、ソファーごはんも悪くないですよ!」
4. オンライン授業や在宅勤務が多い人向け。自宅での作業が捗るお部屋

部屋で多くの時間を過ごす人にぴったりなレイアウトです。
「リモートワークやオンライン授業が多い人の場合、窓側にダイニング空間を持っていくのもいいですよ。日当たりも良好で、作業もしやすいと思います。部屋の隅だと暗くなってしまうので」
ダイニングエリアとベッドの他に、ハンガーラックとシェルフを向かい合うように設置して、部屋の中に「クローゼットスペース」を作ります。
少し上級テクかもしれませんが、個性的なお部屋になることは間違いなしですね!
「ワンルームでツーウェイ要素を満たしています。お部屋と、ウォークスルークローゼットです」

ハンガーラックがあると、服の見せる収納が可能になります。
様々なタイプのラックがありますが、画像のようにシェルフも付属していればファッション小物や化粧品なども置きやすいですね。さらに姿見を置けば、素敵なドレッシングスペースができちゃいます!✨
5. オシャレ好き or 読書好きに。ウォークインクローゼットを備えたお部屋

こちらも「ワンルームでツーウェイ要素」。お部屋にウォークインクローゼットを作っちゃえ! と上級者向けではありますが、一般的なレイアウトだと物足りない人にオススメです。
図面左側のように、オープンシェルフとハンガーラックをL字形におくと、ウォークインクローゼットのような空間が生まれます。
ハンガーラックではなくシェルフで囲めば、ブックコーナーとしても使えますね! 趣味のコレクションを飾るスペースにしても良いかも…。
「だだっ広い印象のあるワンルームでも、まんなかで仕切るとひとつのコーナーができます」と太田さん。
「部屋の中心に仕切りをどんと置くのは勇気がいるとは思いますが、壁につけると意外と不便な場合もあります。これなら、両側から収納を使えますよ」
太田さんこだわりのもうひとつのポイントは、ダイニングテーブル 。ラウンドテーブルを斜めに置くことで、空間に動きを演出できるそうです!
<番外編> 自分のインテリアテイストが決まっていなければ、とにかくシンプルなものを選ぶ!

おしゃれな部屋にしたいけれど、どこから始めたらいいのかわからない…。どんなスタイルが好きか、自分でもまだ定まっていない…。
そんな人は、まずはシンプルなデザインの家具を購入するように心がけましょう!
「あとから個性のあるものでデコレーションするのが得策」と太田さんは話します。
「ラグ、クッション、植物などで個性的なアイテムを足算してみてください。壁をデコレーションするのもいいですよ!例えば額をひとつ買って、中の絵を気分で変えたり」
アイデアを拾うには、ピンタレストを使え!

太田さんによると、画像共有SNSのピンタレストは「インテリア業界では鉄板のツール」だそう。
「ひとり暮らし」「部屋」「インテリア」など検索をかけ、いろいろなディスプレイを見て、どんなお部屋にしたいか想像を膨らませてみましょう。
「6畳」「7畳」と部屋の広さでも検索できるので、ひとり暮らしの現実的かつ理想にあったレイアウトが見つかるかもしれません。
「インテリアの写真は、英語で検索をかけたほうが豊富に出てきます。ものを買う前にいろいろインプットしてイメージしておくといいと思います」
〈太田恵美〉:インテリアコーディネーター、「nohara ufficio」代表(1996〜)。
マンションのモデルルーム、ホテル、店舗、オフィスなど幅広いコーディネートを手掛ける。
インスタグラム:@emi_dodo
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