2024年の大統領選挙に向けて、アメリカ政界が動き出している。実業家のローラン・ロバーツ2世氏もその1人だ。父親がウェストバージニア州の上院議員だったロバーツ氏は、共和党の候補者として大統領選に出馬すると発表した。
しかし、その出馬宣言でアクシデントが発生。妊娠中の妻レベッカさんが、ローラン氏のスピーチ中に失神して倒れてしまった。この時のロバーツ氏の反応が「遅すぎる」として批判されている。
ウェストバージニア州のケイラ・ヤング下院議員(民主党)がTwitterに投稿した動画を、政治団体「Voters of Tomorrow」のサンティアゴ・メイヤー代表が引用し、ツイートが拡散された。
「見逃したかもしれないけど、文字通り自分の妻が背後で倒れている最中に、また別の共和党員が大統領選への出馬を発表した。本当だよ」
ロバーツ氏の陣営はInstagramにレベッカさんとのツーショットを投稿し、声明を発表した。レベッカさんの健康状態に問題はなく、写真はスピーチの直後に撮影されたものだという。
「大統領候補者のローラン・ロバーツと妻のレベッカは、2人の第一子である息子を妊娠している彼女の健康を心配する声に感謝している」
「ローラン・ロバーツの最優先事項は、妻と家族である。大統領選への出馬は家族の決断であり、彼女の健康状態、妊娠、第一子の誕生について大変考慮していた」
声明では、レベッカさんもロバーツ氏を擁護している。
「夫が反応するまでの時間に対する不当な批判や怒りに、私も憤りを感じている。私は彼の後ろに立っていて、宣言中は周りでも動きがあったため、何が起きたか瞬時には知る由もなかった」
「夫を愛している理由のひとつは、彼が私を気にかけ、私を第一に考えてくれるから。彼は安定したリーダーで、ただ『反応』するのではなく『対応』できる人だ。プレッシャーがかかる状況に慌てなかった」
サムネイル:Twitterより@kaylayoungforwv