KLMオランダ航空が新型飛行機を発表した。デルフト工科大学との共同開発に投資する。
これまでの常識を覆す機体のデザインが特徴的だ。
新型飛行機は、着想を得たギブソン製のギターから「フライングV」と名付けられた。
KLMの社長兼CEOのピーター・エルバース氏は「KLMはさまざまなレベルにおける持続可能性への投資を長年続けており、幅広い開発を実現してきた。デルフト工科大学との漸進的な協力関係を誇りに思っている。持続可能な航空業界の拡大に向けた重要な節目となるだろう」とコメントした。
斬新な機体デザインの発案者は、ベルリン工科大学の学生、ユストゥス・べナードさん。
従来の大型旅客機エアバス A350-900と同等の座席数を確保しながら、燃料を20パーセント削減できるという。
まだシュミレーション段階ではあるが、「胴体と主翼の相乗効果」があるとデルフト工科大学のプロジェクトリーダー、ロエロフ・ボス氏はCNNに語った。
胴体が翼と一体化した形になることにより、より少ない空気抵抗で大きい揚力が生まれるそうだ。