オーストラリア西部レドモンド在住の男性(77)が、てなずけていた野生のカンガルーに襲われ死亡した。AP通信などが報じた。

私有地内で「重傷を負って」倒れている男性を9月11日、親族が見付けた。その日の早い時間に負傷したとみられる。
親族が救急車を呼んだが、現場で男性の死亡が確認された。
現場で救急隊が男性を救助しようにも、カンガルーが威嚇を続けて近づけなかったため、警察官がカンガルーを射殺した。
ABCニュースによると、死亡した男性はアルパカのブリーダーだった。近隣住民の間で「動物好き」として有名で、彼を攻撃したカンガルーも、幼い頃から飼い慣らしていたという。


ABCニュースの取材に対し、カンガルー行動学の専門家であるグレーム・コールソン氏は、カンガルーが人間を襲うのは珍しくないが「致命傷を与えることは非常にまれ」だと語った。
「カンガルーは大きな動物で、鋭い爪や鋭い歯など多くの『武器』を持っています。追い詰められたり、なんらかの苦痛を感じた場合、非常に危険です」
「カンガルーも人間も2本の足で立つ動物で、そこが問題です。カンガルーにとって、人とカンガルーとの区別がつきません。オスが成長して大きくなると(ケンカ相手や敵だと勘違いするため)特に危険になります」
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