実際に動いている姿を見ていると、動画が終わる頃には愛着が湧いてくるような……?
あの「動く点P」を作りました
「スタバに憧れる点P」「銅像の気持ちになる点P」など、点Pのパーソナリティがわかるような気がします。
BuzzFeedは作者のアルゴンらんぷさんに話を聞きました。
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今回、動く点Pを作った理由について、学校で習う数学の問題は「明らかに無理があるものを、扱うことが多い」と感じているからだと話します。
「特に『動く点P』はその代表だと思うんです。そんなありえないものが現実に、目の前に存在したら、どうなる?どう感じるんだろう?という好奇心から作りました」
小学生の頃からモノづくりや分解に取り組んでいて、本格的に始めたのは高校1年生の時です。
今回はロボット掃除機やラジコンといった市販品を組み合わせて作ったそうです。
作ってみての感想は、「回路を読み取るなどをする必要があったことから、イチから作るよりもかえって大変に感じた」と語ります。
「工夫した点と言えば、『P』は高い位置に乗るために軽く丈夫に作る必要があり、ところどころ3Dプリンタで作ったパーツを使っています」
「正直、技術的にそれほど難しいことはやっていません。中でも、一番苦労したのはスプレーで塗装したところかもしれません。アパートに住んでいるため、場所を用意するのは大変でした」
全部でかかった費用は5千円以上なんだとか。
「ロボット掃除機は譲り受けたものを使い、ラジコンも中古品を買うなど、安く作るためにいろいろと工夫しました」
「大学が少し忙しかったので1カ月くらいかけて少しずつ作っていましたが、年末年始の休みで一気に仕上げて公開しました」
多くの反響の中には、点Pに苦しめられた人以外からも声が寄せられています。
「『意外とかわいい』とか『癒し』などの反応も多かったので、これからは点Pの問題を解くときも恨まないで微笑ましく見てもらえたらなと思います」