住民票といまの住所が違う場合、選挙で投票できるの…?
そう思うあなたに、「不在者投票」が何かをわかりやすく描いたマンガがあります。
uchinoさん(@uchino64937494)が自身の投票経験をもとに描いたマンガを、Twitterに投稿したところ、7000回以上リツイートされ、4000回を超える「いいね」が集まりました。
リプライ欄には「勉強になりました」「分りやすい説明ありがとうございます!」「勝手にややこしそうだと思い込んでいたので助かりました」など、反響が寄せられています。
※本記事は、2019年の記事をアップデートして再掲載しています。
「あなたはここでは投票できません」なぜなのかというと…?
2016年の参議院選挙のとき。当日に投票所で「投票できません」と告げられたuchinoさん。
仕事の都合でもともと居住していた県から、隣の県へ引っ越してきたばかりでした。
「選挙人名簿」に登録されるまでタイムラグが。そんなときは「不在者投票」を活用。
どうやら住所の転出・転入手続きをしてもその地区の「選挙人名簿」に名前が載るまではタイムラグがあるようなのです。
引っ越してから3カ月以内に選挙がある場合は、前に住んでいた居住区の投票所で投票しなければならないのです。
でも、そんなときに調べて知った制度が、「不在者投票」でした。
選挙管理委員会に問い合わせれば、投票を諦めずに済む。
仕事や学業、旅行や転居など、さまざまな事情で自分の名前が記載された選挙人名簿のある地域にいられない人のための制度です。
前もって選挙管理委員会に問い合わせて投票用紙を郵送してもらい、今住んでいる場所の投票所で投票することが可能。
引っ越したばかりだったり、住民票を移していなかったり。いままで投票を諦めていた人はぜひ活用してみてくださいね。
BuzzFeedは投稿者のuchinoさんに話を聞きました。
uchinoさんは、普段からマンガを描いています。
マンガにして、わかりやすく伝えた背景をこう伝えます。
「自分が不在者投票をするにあたって、調べたことを他の方にも伝えられたらと思い描きました」
いままで不在者投票の制度を行使していない人にこそ、活用してほしいーー。そんな願いもこめられているといいます。
「不在者投票が必要な方は、比較的若い世代の20代〜30代の方に多いと思います」
「投票に行く方法のひとつとして、こういう制度があることが伝わるといいなと思います」
選挙に込める思い。
uchinoさんは「若い人が政治に関心を向けていないというよりも、今の制度では忙しさなどが理由でなかなか投票に行けないのが現状なのでは」と推測します。
「たとえば、平日に期日前投票へ行くために会社を休んでもいいなど、精神的にも、実際の行きやすさとしても、気軽に投票に行けるようになるとより良いのではないでしょうか」
【サムネイル:Getty Images】