アマゾン川上流で記録的な規模の森林火災が起きた。周囲の住民や生態系に影響を及ぼしている。
この森林火災の影響は近隣に止まらず、現場から2500km以上離れたサンパウロ市が煙に覆われ、日中にも関わらず暗闇に包まれた。
🌎Just a little alert to the world: the sky randomly turned dark today in São Paulo, and meteorologists believe it’s smoke from the fires burning *thousands* of kilometers away, in Rondônia or Paraguay. Imagine how much has to be burning to create that much smoke(!). SOS🌎
NOAA(アメリカ海洋大気庁)によると「アマゾンの熱帯雨林は湿気の多い気候の影響もあり比較的燃えにくい性質を持っている」。だが、「森林火災は干ばつと人間の活動が組み合わさることで引き起こされている」。これらの背景にあるのは森林伐採の増加だ。
WATCH: Brazil's #AmazonRainforest is currently battling a record number of fires.
アマゾンは「地球の肺」とも呼ばれる。それほどまでに広大な森林において発生した今回の大規模火災を無視することはできない。どれだけアマゾンが重要な役割を果たしているのか、以下がその証明だ。
1. 『ナショナルジオグラフィック』によると、地球上の酸素の20%はアマゾンで作られている。
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例年、アマゾンの熱帯雨林は220億トンもの二酸化炭素を吸収しているとフェルナンド・エスピリート・サントは自身の研究で明らかにしている。
これらは温室効果ガスが大気中に占める割合を減らす役割を果たしている。
2. WWF(世界自然基金)をはじめとする機関は、こうした森林が二酸化炭素の溜まり場となることを危惧している。木がなくなり、サバンナへと変化することによって二酸化炭素を吸収する場所ではなく、それらを生み出す場所へと変わる可能性がある。
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サバンナ化は干ばつや森林伐採によって引き起こされる。
3. 世界の淡水の20%はアマゾン川流域に存在している。これらは流域の近くに住む人々によって使われるほか、水力発電を通じて多くの人にエネルギーを供給している。
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WWFによると「アマゾン川を流れる水の量は世界の河川流量のうち15%〜16%を占める」。
4. アマゾン川流域には3000万人もの人が暮らしている。うち270万人が先住民族で、350を超える部族が生活している。うち60を超える部族は、ほかの世界と断絶した暮らしを維持している。
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5. 熱帯雨林には「世界の植物と動物の半分」が生息していると見られているほか、まだ発見されていない種も多く存在しているとされている。アマゾンは4万種の植物と1300種の鳥、そして3000種の魚、430種の哺乳類と250万種の虫たちの故郷だ。
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6. バナナや柑橘類、キャッサバ、アボカド、カシューナッツ、バニラ、砂糖、コーヒーそして茶葉など多くの食用種の原産地となっている。
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7. 多くの医薬品の原料は熱帯雨林にある。ガン細胞に作用する植物の70%は熱帯雨林で発見されている。
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そうした原料は先住民によって発見されることも多い。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:千葉雄登