『アーマード・コア6』が8月25日に発売し、発売を喜ぶ声が多く寄せられる一方、ゲーム開始直後に「チュートリアルのボス」として登場するヘリがあまりにも強いと話題になっています。
初見では「負けイベント」かと思うほどの苛烈な攻撃に面食らう一方、弱点や攻略法が多く存在。プレイヤー間での情報共有も多く行われ、盛り上がりを見せています。
(この記事では、ゲーム序盤の内容への言及や、スクリーンショットなどが存在するため、ご自分で楽しみたい方はネタバレなどにお気を付けください)
フロム・ソフトウェアから発売された『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(アーマード・コア6)』は、アーマード・コアと呼ばれる巨大人型兵器を操縦し、傭兵として戦場を駆け巡るアクションゲーム。スピード感あふれる操作性や、機体の多彩なカスタマイズ性が魅力のシリーズです。
アーマード・コアシリーズの10年ぶりの新作ということもあり、発売日の25日はSNS上で大きな盛り上がりを見せています。
また、フロム・ソフトウェアといえば『ダークソウル』『SEKIRO』などの骨太な難易度を誇るゲームでもお馴染みのメーカー。同作でも持ち味の「諦めずに挑戦した先に味わえる達成感」に期待する声も多く寄せられていました。
そんな中、ゲーム開始直後のチュートリアルで遭遇するボスが「あまりにも強すぎる」とプレイヤーの間で話題になっています。
自機兵装のカスタマイズが行えないチュートリアル中にも関わらず耐久力が高く、油断すると一瞬で消し炭にされる高い火力も持ち合わせており、ゲーム開始から15分ほどで遭遇するボスとは思えない強さです。
このボスは『ダークソウル』などの“ソウルシリーズ”チュートリアルではお馴染みの、負けても物語が進行する、いわゆる「負けイベント」系の敵ではないため、撃破しないと先に進むことができません。
心が折れそうになっていると報告する投稿や、倒したプレイヤーが攻略情報や参考動画を共有するなどSNSで盛り上がりを見せており、「チュートリアルのヘリ」が一時トレンド入りしました。
問題のヘリ。筆者も苦戦しました。
中でも、「シリーズ初プレイの“新兵”が苦戦しているのかと思いきや、ベテランの“老兵”も等しくボコボコにされている」という投稿はたくさんの笑いや共感を誘っていました。もちろん筆者もボコボコにされています。
足を止めた瞬間一瞬で消し炭に……
現在の撃破率は78.3%
Steamの実績からヘリ撃破率は25日14時現在78.3%となっており、苦戦しつつも倒すことができたユーザーが多くを占めています。
敵の懐に入る、少ない攻撃パターンを見切って回避に徹する、地形を活かし慎重に削るなど、何度も撃破されているうちに多くの攻略パターンが用意されていることに気づくことができるよう設計されているようです。
初見の絶望感は相当なものでしたが、決してプレイヤーを突き放すようなものではなく、それを乗り越えさせようとするフロム・ソフトウェア流の“おもてなし”を感じるもので、シリーズファンとして10年待ったかいがある作品だとチュートリアルの段階で感じることができ、うれしくなりました。続きも楽しみです。
『アーマード・コアVI』は各種プラットフォーム(PC(Steam)/ PS4 / PS5 / Xbox One / Xbox Series X|S)で販売中。
価格は通常版が8690円、アートブックとサウンドトラックが付属するデジタルデラックスエディションは9680円となっています。