テレビ番組で「同性愛者だ」と公表した人気俳優、なぜ生放送で？「葛藤があった」と振り返る

映画『トワイライト』で知られる俳優のクリステン・スチュワートがインタビューで、セクシュアリティをカミングアウトしたときの葛藤について話しました。

映画『トワイライト』の主演を務めた俳優のクリステン・スチュワートが、Varietyのインタビューに登場。自らのセクシュアリティを公表した際の葛藤について、言及しました。

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クリステンは2017年、司会を担当したテレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』の生放送で、自身の恋愛遍歴とセクシュアリティを公表しています。

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クリステンは2012年、『トワイライト』で共演した俳優のロバート・パティンソンと交際していました。その最中、映画監督ルパート・サンダースとの不倫が発覚しています。

当時、クリステンの二股発覚について、ドナルド・トランプ前アメリカ大統領は、計11回ものポストを投稿。ネット上でクリステンに噛みついていました。

その件に関して、クリステンは2017年、生放送でトランプ前大統領とのやり取りを明かしました。

しかし、それ以上に注目を集めたのは、クリステンが「自身がゲイ（同性愛者）である」と、カミングアウトしたことでした。 

「私とロバートは一旦別れて、その後ヨリを戻した。それに対し、なぜだかトランプが怒ってきた」

「トランプさん、あのころの私が好きじゃなかったら、今の私も好きじゃないと思う」

「だって私は『サタデー・ナイト・ライブ』の司会を務めていて、すっごいゲイだからね」

※英語圏では男女関係なく、同性愛者を「ゲイ」と表現することもあります。

番組が放送された2017年ごろ、マネージャーを務めるアリシア・カーガイルと交際していたクリステン。生放送後は、大きな反響を呼びました。

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先日公開されたVarietyのインタビューで、クリステンは、トランプ前大統領との応酬をはじめ、世間からのバッシングや同性愛に対するヘイトに苦しんでいたと、当時を振り返ります。

「『なんで私をそんなに批判するの？なんで私の人生を台無しにしようとするの？』って、ずっと思っていた」

「私はまだ子どもで、自分のこともよくわかっていなかったのに」

テレビ番組という注目の集まる場で、カミングアウトしたことについて、クリステンは次のように語りました。

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「性的指向を隠すわけでもなくなっていた」

「当時すでに、ガールフレンドとの交際をオープンにしていた。『世間にもう知られているよね』と思った」

「トランプ前大統領からたくさんツイートされていたこと、ゲイ（同性愛者）であることを、テレビ番組のなかで話してよかった」

「かしこまってインタビューに答える必要もないしね」

「（雑誌などの媒体で公表する場合、）どんな媒体か、その媒体に載ることで誰がもうけるのか、公表するのは誰なのか、いろいろと考えなきゃいけない」

「だから私は、自分で言ってやったんだ」

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳：筒井華子