修学旅行や入学試験など、大事な時に生理が来ると困る！
でも大丈夫。そんな生理が来てほしくない大事な時に、生理の時期をずらす方法がありますよ。
サッコ先生（産婦人科医の高橋幸子先生）に聞きました。
生理予定日の5日前から薬を飲んで生理を遅らせる
🐼：今度、修学旅行があるのに生理になってしまいました。楽しみにしていた旅行なのに、長時間のバス移動やお風呂の時など、とても憂うつです。
サッコ先生：もしそういう大事なイベントの時に生理が当たって困るなら、生理の時期をずらす「月経移動」という方法がありますよ。
次の生理が始まる予定の日の5日前から「中用量ピル」というお薬を飲み始めると、生理を後ろにずらすことができます。もう次の日から生理が来てもいいよという日まで毎日飲み続けることが必要です。
飲むのをやめた翌日か翌々日ぐらいから生理が来ます。受験の時など、集中したい大事なイベントがある時によく行われる方法です。
ただこれは毎月、生理が来るタイミングが一定の人しか使えません。産婦人科だったらどこでも対応できます。病院によりますが、自費で2000〜3000円ぐらいです。
低用量ピルで生理の時期をコントロールする方法もありますね。生理の数を1年に3回にまで減らせますよ。知っている人から楽になるんですよね。
副作用は？
🐼：中用量ピルで副作用はありますか？
サッコ先生：低用量ピルより女性ホルモンの含まれている量は多いので、副作用は強くなると言われています。でも、人によりますね。
「まったく何もなくて快適でした」という人もいれば、気持ち悪くなったり、頭痛があったりして「生理のほうがマシです」という人もいます。
だから、大事な試験の時に月経移動するのではなく、その1ヶ月前、2ヶ月前に飲んでずらしておいて、試験の時の生理の時期もずれるようにしておくといいと思いますよ。
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企画協力：江連千佳、コモモ