子宮頸がんなどを防ぐHPVワクチン。
「子宮頸がん検診を受けていれば防げるのだから、ワクチンはうつ必要はない」という人もいます。
本当でしょうか?
サッコ先生(産婦人科医の高橋幸子先生)に聞いてみましょう。
ワクチンは病気にならないため、検診は病気を早く見つけるため
🐼:「子宮頸がん検診を受けていたら、HPVワクチンはうつ必要がない」と言われました。そうなのでしょうか?
サッコ先生:結論としては、自分の選択肢なので、自分で決めていいと思います。
病気にならない予防のことを「一次予防」、病気になった時に早く見つける予防を「二次予防」と言います。
HPVワクチンは一次予防で、子宮頸がん検診は二次予防に当たります。
かつては子宮頸がんは一次予防の方法がなかったので、検診という二次予防で病気の早期発見を目指してきました。
今は両方の選択肢があるので、おすすめはワクチンで一次予防から始めて、検診も受けることです。でもあなたがどうするかは自分で決めていいと思います。
検診でがんになる一歩手前で早期発見できた場合でも、3ヶ月ごとに再検査を繰り返します。その度に「がんに進んでいないかなとドキドキする」という患者さんに数多く出会ってきました。
ワクチンをうてば、そのドキドキを少なくすることができますよ。
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