メルヘンな世界観が話題になっている、とあるスイーツ店。
接客してくれるのは…なんとクマさん!?
お出かけスポットを発信しているそらひよさん(@sorane_trip)が10月25日、YouTubeショートに投稿したのは、名古屋市名東区にある洞窟をモチーフにした外観のテイクアウト専門店。その名も「トーシャーくんのおかしやさん」です。
カウンターのカーテンからぬっと現れたのは……ふわふわなクマさんの手!
このお店は、クマのトーシャーくんと動物の仲間たちが接客してくれる、まるで絵本の世界のようなカフェなんです。クマさんたちは恥ずかしがり屋なので、接客は手だけで行なっているとのこと。
注文する時は手渡された絵本の中にお金と商品札を入れ、チリンチリンと呼び鈴を鳴らします。すると、カーテンの向こうからかわいいふわふわな手が出てきて注文を受け取ってくれるんです!
メニューはジュースやスイーツなど種類も豊富で、見た目もおいしそうなかわいらしいものばかり!
待っている間にも、運がいいと手渡しでお花をプレゼントしてくれたりと、優しいトーシャーくんが頑張る姿は、本当に心が穏やかな気持ちになりますね。
投稿したそらひよさんは、「コンセプトがかわいらしく、日本語が得意ではない外国の方やお客さんとのコミュニケーションが苦手な方の働く場所として作られたのが素敵だなと思いました」とコメント。
「商品の名前もユニークで、選ぶのが楽しかったです! 私が頼んだみかんジュースは、中にたくさんのみかんが入っていてとても美味しかったです」とお店に行った際の楽しさについて話してくれました。
コメントの反応は?
YouTubeショートでは、
💬「1輪の小さなお花渡してくれるのキュンとするかわいい」
💬「すげー……何このみんなハッピーになるシステム」
💬「ちゃんと本格的でリアルなイカつい手がかわいい仕草とかでめっちゃ愛おしく見える」
💬「この接客を思い付いた人天才」
など多くのコメントが寄せられています。
「トーシャーくんのおかしやさん」を運営する株式会社WESTWOODにお話を聞きました
ーーなぜこのような販売スタイルにしようと思ったのでしょうか?
弊社スタッフに外国人が多く、そのスタッフに「日本語が堪能ではない友達を雇えませんか?」と聞かれたことで、日本語が堪能ではないスタッフやコミュニケーションが苦手な人でも働けるような環境を考えた際に、このような言葉なしでの販売スタイルを作りました。
ーーコンセプトも発想も、優しさから生まれたのですね……! 冬のおすすめ商品を教えてください。
冬の新商品として、「芋好きうさぎの芋掘りパフェ」を用意しております。
ーーSNSなどで話題になっていますが、今のお気持ちはいかがですか?
スタッフの働き方を最優先に考えているので、お客さまへの対応がスムーズにいかず、長時間待たせることになってしまい、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。両方を取れないジレンマがあります。
今年のクリスマスから「手」だけではなく、イベント時やランダムで《実物大トーシャーくん》が登場しますので、ご期待ください。
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すべての人を優しい気持ちにしてくれる、トーシャーくんのおかしやさん。
お店には、トーシャーくんだけでなく、ライオンの「レオン」くん、パンダの「サーシャ」さん、ゴリラの「ヒトシ」くんなどたくさんのお友達がいるとのことです。
小さな子が手を怖がるときは、小さなお友達が登場してくれることもあるそうで、とにかくお客さんを楽しませようという工夫が感じられるお店ですね……!
取材協力:トーシャーくんのおかしやさん
住所:〒465-0048 愛知県名古屋市名東区藤見が丘8
営業時間(12月):平日11:00〜18:00、土日祝10:00〜18:00