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子どもの写真は、気軽にSNSに載せないほうがいい。現役ママがそう語る理由とは…

妊娠・出産に関するコンテンツを発信するインフルエンサーが、子どもの顔を公開しないと決断。その理由とは?

注意:この記事は、性的虐待に関する記述を含みます。

アメリカ在住のインフルエンサー、サマンサ・カステンホルトさんは、TikTok上で妊娠・出産に関するコンテンツを投稿しています。

@samanthakastenholtt

Encouraging more mom influencers to do the same ❤️ #momsoftiktok #baby

♬ original sound - Samantha Kastenholt

BuzzFeedは、サマンサさんに話を聞きました。

現在36歳のサマンサさんは、今までのインフルエンサー活動について、こう振り返ります。

「娘が生まれてから、生後7カ月になるまで、私は彼女についての投稿をし続けてきました。ですが今になって、投稿をやめることにしました」

「今は、娘の写真をSNS上に投稿していたことを、毎日後悔しています」

サマンサさんは、自身が受けていた不妊治療について積極的に発信していたそう。出産後に娘の写真や動画を共有できたことは、大きな意味があったと語りました。

しかし、娘の写真や動画を投稿し始めたサマンサさんは、あることに気がつきます。

「投稿した動画を、ユーザーがあとで見返すための機能として使える『セーブ(保存)』回数が、異常に多くなっていることに気がつきました」

「5万回以上セーブされている動画もありました。頭の片隅で、これはおかしいといつも思っていましたが、悪意を持った大人が、子どもたちを見つけるために、SNSを利用しているとは知りませんでした」

「ここまで何も対策を講じなかった自分に、腹が立っています」

「自分の子どもを、ネット上で公開することの重大さを理解してほしいと思います」

「世の中には悪意を持った人たちが大勢いて、ひとたび写真や動画がアップされれば、その人たちは自由にアクセスできてしまいます」

「彼らは子どもの純粋さを食い物にしています。AIを使えば、どんなことができてしまうかは言うまでもないでしょう」

「子どもたちの大切な生活を全世界に公開する前に、どうかこのことをよく考えてみてください」

法心理学者のレスリー・ドブソン氏も、ネット上で子どもの写真や動画を公開する行為の危険性に、警鐘を鳴らします。

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:大久保 拓哉