巨大なナマコを咥えながら海上に頭を出したイルカさん。爆笑しているスタッフの元に「どうぞ〜」と言わんばかりに、ナマコやヒトデをプレゼントしてくれました。その姿がSNSで拡散して、とても癒やされると話題になっています。
これは、香川県さぬき市の日本ドルフィンセンター（@dolphincenter）が1月16日、X（旧Twitter）に投稿した動画です。公式サイトによると、餌やり体験やハンドサインを覚えられるプログラムを通して、実際にイルカと触れ合える施設だそうです。
スタッフが投稿した動画には、施設で飼育しているバンドウイルカの「サンゴちゃん」が海中からナマコやヒトデを次々と持ってくる姿が映っています。
ナマコが水鉄砲みたいになってる……！
口に咥えたナマコがピューピューと海水を噴き出るのも構わず、スタッフへ渡すサンゴちゃん。褒められておやつをもらえたのか、とてもうれしそう。海へ戻っていく姿も、どこか誇らしげです。
胸を張って水中へ戻っていくサンゴちゃん
それからというもの、別のナマコやヒトデを次々に持ってきてはスタッフに渡していったというサンゴちゃん。なんだ、このかわいい生き物……！
どんどん持ってきちゃう
そんな賢くてかわいいサンゴちゃんの姿にXでは、
💬 「子どもがどんぐりを集めて持ってくるみたい」
💬 「褒めて褒めてって言ってる感じが可愛すぎ」
など、サンゴちゃんに癒された人たちの温かい反応が見られました。
実はゴミ掃除だったのかも？
日本ドルフィンセンターの投稿によると、「イルカプールは外洋にある為、ゴミ等が入ってきて飲み込んでしまう事もあります。それを防ぐ為『ゴミを見つけたら持ってきてね』とお約束をしています」とのこと。
もしかして、プレゼントじゃなくてゴミ掃除だった……！？
プレゼントじゃないとしても、言われた通りに掃除をしている時点で賢いですね。投稿では、続いて「ゴミ以外にも遊びでいろいろなものを持ってくる」とも書かれており、サンゴちゃんに取っては遊びの一環だったようです。
日本ドルフィンセンターでは、餌やり体験やトレーナー体験などのイルカと直接触れ合える体験プログラムを実施しています。
実際に体験してみたら、もしかするとサンゴちゃんからプレゼントをもらえるかもしれませんね。
ブラック・ジャックのエピソードを思い出した人も
今回の動画を見た人の中には「シャチの贈りものならぬイルカの贈りもの」「ブラック・ジャックのシャチの話を思い出した」と、手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』の1エピソード「シャチの詩」を連想したという声もありました。
これは、傷ついたシャチを助けたブラック・ジャックに、シャチがお礼を持ってくるエピソード。シャチとイルカという違いはありますが、人にプレゼントを持ってくる姿を見て連想する人が多かったようです。
