毎夏、水着特集が話題になる米誌『スポーツ・イラストレイテッド』。女優、モデルのミーガン・フォックスが表紙を飾り、インタビューに登場しました。
表紙への起用に喜んだ一方、撮影にはとても緊張していたと、インタビュー動画で告白しました。
その後ミーガンは、自分の身体に関する不安障害のひとつ「身体醜形障害」について語りました。
「私は身体醜形障害を抱えています。他人が見るように、自分自身を見ていないんです」とミーガンは明かします。
「自分の体を好きになったことなんて、人生で一度たりともありません」「小さい頃は『こういう見た目でなければならない』という強迫観念がありました」と続けました。
「なぜあんなに幼いうちから、自分の身体に対する意識を持っていたのか、それはよく分かりません」
「小さい頃は胸が膨らんできているか、よくトイレにチェックしに行っていました」
「セルフラブの旅には、終わりがないと思います 」
ミーガンは『トランスフォーマー』シリーズの1作目と2作目でヒロインを演じています。当時、マイケル・ベイ監督の撮影現場での振る舞いを批判し、世間からの誹謗中傷をあびました。インタビューではその一件にも触れています。
ミーガンは2009年のインタビューで、監督と「一緒に仕事をするのは悪夢」と発言。撮影現場での監督の振る舞いをヒトラーに例えたことから、世間の厳しい目に晒されました。
その後、『トランスフォーマー』から降板します。
「タイミングだけでいえば、#MeToo運動より早くから私は動き出していたかもしれません。10年ほど前から、こういった問題について話してきたから」
しかしながら、ミーガンのマイケルに関する発言が世間で受け止められるようになったのは、2020年、つまり#MeToo運動が世界的に盛り上がってから数年後のことでした。
世間の厳しい目に晒されることについて、ミーガンは自分の思いを語りました。
自分の体に対する苦悩を抱えつつ、世間からの視線を一蹴する姿も見せたミーガン。「怒りをあらわにする世間の人たちには耐性がつきました」「本当に何も気になりません」と、自信あふれるコメントもありました。
インタビュー全編(英語)はこちらから。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:大久保 拓哉