産後うつ「自力で治せると信じていた」。80年代人気アイドルが告白

    映画『プリティ・ベビー』や『青い珊瑚礁』の俳優ブルック・シールズが、長女の出産後、産後うつに悩んでいた過去を明かした。

    映画『プリティ・ベビー』や『青い珊瑚礁』で知られる俳優のブルック・シールズ。

    先日、ポッドキャスト番組『WTF With Marc Maron』に出演したブルックは、長女の出産後に産後うつを患った過去を明かした。

    現在57歳のブルックには、長女ローワン・フランシス(19)と次女グリア・ハモンド(17)の2人の娘がいる。

    ブルックは番組で「治療を受けなくても、自力で産後うつを治せると信じていた」と語り、友人や家族の勧めがなければ「薬を飲むことにも抵抗があった」と当時を振り返った。

    「気分がどんよりしていた。義母から電話で『目が死んでいる』と指摘されたの。周りから心配されることにも、うんざりしてて…。適切な治療を受けることにした」

    しかし、体調が改善した後、医者に相談することなく、処方された薬を飲むのをやめてしまったそうだ。

    その結果、かえって症状が悪化し、運転中にパニックに陥ってしまったという。主治医が無事に家に着くまで電話を繋いでくれ、事なきを得たそうだ。その後は医師の指示通り、きちんと薬を飲むようになったと語った。

    また、産後うつが原因で、生まれた娘とすぐに密接に関われなかったことに対し「罪悪感を覚えていた」と振り返った。

    自身が悩んでいる間、映画監督で夫のクリス・ヘンチーが、娘と強い絆で結ばれる姿を見るのは「辛かった」という。

    産後うつを乗り越えたブルックは、インタビューの後半で成長した娘たちについて触れ、「とても『自分らしさ』を持っている子たち」だと説明した。

    インスタグラムにも時折、娘たちと仲むつまじい様子の写真を投稿している。

    4月18日には、次女グリアの17歳の誕生日を祝う投稿をした。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:オリファント・ジャズミン