家族の恒例行事は様々ですが、アメリカ・アリゾナ州に住むキャシー・グレイシェンさん(21)一家の場合はかなり独特です。
感謝祭やクリスマスなどのイベントが続く冬のホリデーシーズンになると毎年、おばあちゃんのデビーさんが「お年玉」にあたるようなお小遣いを孫たちに配ります。
しかしデビーさんは、これにゲーム性をプラス。なんとネズミ捕りとお金を置いたテーブルに目隠ししたうえで手を伸ばし、無事にお金を取った人に賞金としてお小遣いをプレゼントするというのです。
間違えてネズミ捕りに触れてしまったら…。
おばあちゃん考案の「ガチお小遣いゲーム」に家族が参加している様子を、グレイシェンさんはTikTokに投稿しました。動画は拡散し、約20万の「いいね」を集めています。
動画では7人が挑戦していますが、あまりの恐怖にギブアップする人も。かたや、まっすぐお金に手を伸ばした人もいます。周りではデビーさんをはじめ家族が大騒ぎしています。
グレイシェンさんによると、11月26日、感謝祭の祝日でこのゲームをしたそうです。
米国疾病予防管理センター(CDC)は、祝日に家族が集まることをなるべく避けるよう推奨していたため、グレイシェンさんの家族は、高齢の親戚たちのために感染対策をした自粛生活を続けたうえで、集まったといいます。
「親戚に会いに行ったら、買い物リストに『ネズミ捕り』と書いてあったんだけど、何のために必要なのかわからなかった」とグレイシェンさんは話しています。
「ネズミ捕りに手を挟まれたくなかったから、私はプレイしなかったけど、他のみんながやっているのを見ていて、楽しかった」

デビーさんは、いつもこのようなゲームを企画するそうです。あるときは、かなり本格的な宝探しもしました。
グレイシェンさんの家族や親戚は負けず嫌いなので、そんなデビーさんの「ガチ」なゲームが大好きだと話しています。
「特にお金が絡むと、かなり激しい競争になる」
動画が拡散してからグレイシェンさんは、デビーさんに「バズる」とは何かを説明したそうです。投稿には、デビーさんに関するコメントも多く寄せられました。

なかなか危険なゲームを考案するデビーさんですが、実はとても優しい女性だとグレイシェンさんは明かしています。
「おばあちゃんのこと大好きだし、世界一のおばあちゃんだと思う」
この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:アシュウェル英玲奈