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自殺を思いとどまった100人以上の遺書の署名。それをタトゥーにして伝えるメッセージ

「僕の腕を見てください。この子たちは君と同じ考えを持っていました。でも、彼らはまだここにいます」

5年前。ある10代の若者が、ミュージシャンのロブ・ナッシュに遺書を手渡した。

Facebook: robbnashofficial

カナダでミュージシャンとして活動するロブ。自ら生命を絶った生徒のいる学校の校長から、講演依頼を受けた。亡くなった生徒の遺書には、他の生徒との自殺の約束について書かれていた。ナッシュは聴衆の中に、自殺を考えている生徒もいることを知りながら、学校を訪れた。

ナッシュ自身も以前はその場所にいた。10代のときに交通事故に遭い、辛うじて助かったとき、彼は大好きなスポーツをやめなくてはならなくなった。ナッシュは大きな打撃を受けた。

Facebook: robbnashofficial

「僕の気持ちは、とても暗い場所にいました。生きていたくないと思いました」とナッシュ。「人生で計画していたこと全てが奪い取られるのです」

その日、ナッシュは生徒たちに、どうやって自分が重く暗い考えを追い出したか話した。

「講演の後、少女が僕に遺書を渡してくれました。彼女は週末に自殺する計画をたてていました」と、ナッシュはBuzzFeed Canadaに話した。ナッシュの話を聞いた少女はもう、遺書を必要としなくなっていた。

現在ナッシュは535通の遺書とカミソリや銃弾、そして自傷行為やドラッグをやめると決意した若者たちとの、数えきれない約束を集めている。

ナッシュは学校や拘置所を周り、若者たちに心の健康、自殺、薬物乱用、いじめ、絶望したときに、希望を見つける方法について話をしている。

生徒たちの人生に触れることで、ナッシュも大きな影響を受けている。

ナッシュは、自分が受け取った120通の遺書に書かれていた署名のタトゥーを右腕に入れた。「この子たちが僕のことを、自分の人生の重要な部分だと考えてくれていると思うと、とても心を打たれます」とナッシュ。署名のタトゥーは、自殺を思いとどまった子どもたちが、ナッシュの人生の一部であることを示している。

instagram.com

タトゥーは今、ナッシュから子どもたちへのメッセージの一部になっている。タトゥーをみて、自分は一人ではないと思わせてくれるからだ。

「僕の腕を見てください。この子たちは君と同じ考えを持っていました。でも、彼らはまだここにいます」

Facebook: robbnashofficial

ナッシュが学校を再び訪れると、生徒たちは彼の腕に自分の名前を見つけた。

ナッシュは、もらった遺書を全部保存しているわけではない。自分が去っても生徒たちが必要なサポートを得られるように、カウンセラーに遺書を渡すこともある。

「彼らは遺書を持ち歩いて、大丈夫だよと言ってくれる何かを待っています」とナッシュは話した。

「誰かが生きたいと決心する前に死ぬことがないよう、僕は自分のストーリーを人々に伝えたいです」

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