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会うたびに泣き崩れる。離ればなれの老夫婦の写真が伝えること

「今までに撮影した中で最も悲しい写真」

こちらは、カナダのウォルフとアニータ・ゴットシャルク夫妻。二人は62年間、ずっと一緒に過ごしてきた。しかし今、病気と介護施設制度によって、別居を余儀なくされている。

Ashley Bartyik

2人は1954年、ドイツで結婚。出会ってから3カ月後のことだった。後にブリティッシュ・コロンビア州のサレーに移り、夫婦としての生活を始めた。

ともに80代のアニータとウォルフは、どちらも健康上の問題を抱えている。1月からは別々の場所で暮らさざるを得なくなった。

孫のアシュリー・バルティークによると、アニータはペースメーカーを使用している。ウォルフは認知症とうっ血性心不全を患っており、今週リンパ腫と診断されたばかりだ。

Ashley Bartyik

「祖父は、祖母のいる施設には入れないと言われました」とアシュリーはBuzzFeed Canadaに語った。

アニータは介護施設に入居することができたが、ウォルフはその施設のベッドが空くのを待ちながら、治療施設で暮らしている。

アシュリーは、ウォルフをアニータと一緒の施設に入れようとしたが、保健当局からは何の支援もなく、何カ月も入居待ちの状態になったままだ。

Ashley Bartyik

その間、アシュリーや家族は、アニータを1日置きにウォルフのところへ連れて行っている。2人はお互いの顔を見ては、毎回、涙を流しているという。

「祖父がエレベーターから降りて来ると、毎回そうなんです」とアシュリーはアニータの様子について話した。「祖母は喜びと悲しみで、泣き崩れてしまうのです」

アシュリーは、別々に暮らすウォルフとアニータの面会の様子を写真に撮影し、投稿した。

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アシュリーはこの写真を「今までに撮影した中で最も悲しい写真」と呼んだ。写真は現在、1万回以上共有されている。

地元の保健当局は、ウォルフが順番待ちリストに入ったことを家族に告げたが、いつ入居できるかはまだ伝えられていない。

「祖父母がこんな経験をしているのを見るのは本当につらいのですが、できることはほとんどありません」とアシュリーは話した。

「どうしようもない思いでいっぱいです」

「夫婦が別々になると、精神的にも身体的にも、深刻な悪影響が出ることが証明されています」と彼女は付け加えた。

Ashley Bartyik

こうした状況にもかかわらず、アシュリーの祖父母の関係は、ずっと変わらず愛と尊敬に溢れているトイう。

「祖父母はとても情熱的です」と彼女は語る。「祖父は祖母をちょっとしたマッサージしてあげるのが大好きで、祖母の首の後ろをくすぐります」

ウォルフが早く祖母のところへ引っ越せるようにと、クラウドファンディングを始めることを提案する人もいたが、アシュリーはそれはやろうとしていない。制度を変えたいと考えているからだ。

「ここで大切なのは、施設のベッドを待っている何千人もの人々の注目を集めることです」とアシュリー。彼女はもちろん、アニータとウォルフが再び一緒に暮らすのを見たいと思っている。

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