エジプトで見つかったミイラは人間のものではなかった。その正体は…

    カイロ近くのサッカラで、猫やスカラベのミイラが埋葬された7つの墓が発見された。

    エジプトのカイロ南東のサッカラの村で、猫のミイラが埋葬された7つの古代の墓が発見された。

    この墓は、6000年ほど前のエジプト第5王朝期の物と考えられている。

    墓の中には猫のミイラのほか、猫などの動物の木製の像が埋葬されていた。また墓からはスカラベのミイラも発掘され、このエリアでスカラベのミイラが見つかるのは初めてだと、エジプト考古最高評議会の代表であるムスタファ・ワジリ氏が話した。

    「スカラベのミイラというのは、極めてユニークで、極めて珍しい物です」とワジリ氏が現場のレポーターに明かす。

    「数日前にこれらの棺を発見した時、ミイラはスカラベの絵と一緒に棺の中に埋葬されていました。こうした例はいままでに聞いたことがありません」

    また3つの石棺からは、猫のミイラが発見された。残りの4つの石棺はまだ開けられていない。

    猫は古代エジプト人に非常に愛された生き物で、彼らが崇拝するバステト女神は、猫の姿として描かれることが多い。

    バステト女神の銅像、色が塗られた木製のコブラとワニの像も発見された。

    今年の7月、エジプトのアレクサンドリア付近で2000年前のミステリアスな石棺が発見された。この石棺を開けると、中にはかつて戦士だったと思われる、3人の腐敗した遺骨が入っていた。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。