未成年のファンに下着を送り、性行為に何度も誘った？ 人気ユーチューバーの不適切な行為、元ファンが告発

フォロワー1000万人を超える人気ユーチューバーが、過去に性的虐待を行っていたと一部の元ファンが告発しています。

アメリカの人気コメディアン、コリーン・バリンジャー（36）。

Phillip Faraone / Getty Images for Nickelodeon

コリーンの代名詞といえば、自身が演じる架空のキャラクター「ミランダ・シングス」です。YouTubeのチャンネル登録者数は1000万人を超えており、多くのファンに支持されています。

2016年からは、Netflixのオリジナルドラマ『ヘイターはお断り！』が2年間にわたり放映されました。

ハフポストは先日、コリーンが10代のファンに対して性的虐待を含む不適切な行為を何度も繰り返していたとの証言が一部からあがっていると報じました。

Raymond Liu / ABC via Getty Images

証言をした男性のひとり、アダム・マッキンタイヤさんは2020年、自身のYouTubeチャンネルで、13歳のときにコリーンから下着を送られたことを告発しています。

Ullstein Bild / ullstein bild via Getty Images

コリーンはその後、この一件を事実だと認めており、「本当にバカだった」とコメントしました。

しかし、当時は被害者のアダムさんに誹謗中傷が向けられました。

アダムさんは2023年6月、YouTubeに2つ目の動画を投稿し、コリーンに対するさらなる告発を行いました。

Adam McEntire / YouTube / Via youtube.com

アダムさんは、ファンたちとつながるグループチャットで、コリーンから何度も性行為の誘いを受けたとしています。コリーンは10代のファンに対し、元夫との喧嘩内容なども明かしていたといいます。

Amanda Edwards

当時14歳だったアダムさんは、グループチャットに「自分のお尻がいい感じなんだ」と書き込んだそう。すると、コリーンからお尻の写真を送るよう促されたといいます。

また、アダムさんらの証言では、コリーンは2016年にユーチューバーのジョシュ・エヴァンズと離婚したあと、元夫から虐待を受けていたとグループチャットに頻繁に訴えていました。

それを見たファンたちは、ネットでコリーンを擁護するようになったそうです。

コリーンとの関係について、アダムさんは次のように話しています。

Filmmagic / FilmMagic

「コーリンの元夫の件で、授業中にも関わらず、iPadを開いて彼女にDMを送っていました。彼女の人生に深入りしすぎていて、今振り返ってみると自分でも恥ずかしいくらいです」

「学校があった日でも深夜4時くらいまで起きていて、コリーンを落ち着かせようと、アドバイスをしてたこともあった。すごく個人的なことで」

「（ファンにネットでジョシュの悪口を言わせることで）コリーン自身が公言したわけではなく、ファンが自ら声をあげていると演出しようとしたんです」

David A. Walega / Getty Images

ハフポストはコリーンと関係者にコメントを求めましたが、回答はありませんでした。

また、アダムさんの投稿以降、YouTubeやTikTok上で、同じような経験をシェアするファンが出てきたとも報じられています。

アダムさんは、コリーンが「グルーミングをしていた」と動画の中で主張しています。

Phillip Faraone / Getty Images for Nickelodeon

グルーミングとは、性犯罪において、加害者が被害者と親しくなり信頼を得ることで、性的虐待で逮捕される危険を回避する行為を指します。特に、被害者が未成年の場合や、加害者よりも立場が弱い場合に使われます。

「コリーン・バリンジャーは、自分の利益のためにファンと親しくなろうとします。自分も経験しました。これを世間に公表します」

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳：筒井華子