ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』や映画『プラダを着た悪魔』など、数々の作品に出演する俳優のアン・ハサウェイ。
先日、新作映画『Eileen(原題)』のプロモーションのため、サンダンス映画祭に出席したアンは、16歳のときに聞かれた「不快な質問」について語った。
「演技を始めたばかりの頃に、取材陣から『あなたは良い子?悪い子?』と聞かれたことがあります」
英語では、「良い女の子(Good Girl)」や「悪い女の子(Bad Girl)」といった言葉に性的なニュアンスが含まれる場合がある。
「私はまだ16歳でした。私はただ、作品について話したかっただけなのに」
質問者の意図は不明だが、アンはこの質問を不快に思ったと振り返った。
ハリウッドの第一線で活躍するアンが、業界で受けたセクハラについて語ったのは、これが初めてではない。
2018年には、ファッション雑誌グラマーのインタビューで、次のように語っている。
「撮影現場で嫌な経験をしたことがあります。その中には性的なものもあった。俳優としてのキャリアをスタートした頃から、最近のものまで、どれも許されてはいけないことです」
当時、セクハラ撲滅を訴える「タイムズ・アップ運動」に積極的に参加していたアンは、その理由についても触れている。
「同じような経験をしているのは、女優だけではありません。女性として日常的な暴力や不平等を経験してきたからこそ、声を上げて、社会を変えていきたいと思ったのです」
「傷ついてきたすべての人と同じように、私も、他の人がそんな経験をしなくて済むような社会にしたい」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:オリファント・ジャズミン