今年は母の日じゃなくて「母の月」?コロナ禍でも感謝を伝えるための取り組みとは。

    新型コロナウイルスの流行を受け、日本花き振興協議会は5月の1ヵ月間を「母の月」とすることを呼びかけています。

    5月10日は母の日。

    母の日には例年カーネーションをはじめとする生花を贈る人も多く、花き業界にとっても重要な日です。

    しかし現在は、新型コロナウイルスの感染予防のため、人との接触を減らすことなどが求められています。

    そこで今年は、5月10日だけでなく、5月すべてを「母の月」とし、お母さんに感謝の気持ちを伝えようと、花き業界の9団体で構成される日本花き振興協議会が呼びかけています。

    農林水産省もこの取り組みを支援し、TwitterやYouTubeで情報を発信しています。

    日本花き振興協議会によると、例年、「母の日」前の数日間および当日は、生花店の店頭が混み合い、宅配便での受注も多いため配送業者も多忙を極める状況になるといいます。

    そこで今年は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う全国の緊急事態宣言を受け、

    ・生花店の店頭が「三密」の環境になってしまうことを避ける

    ・客や生花店で働くスタッフの安全というソーシャルディスタンスの問題

    ・配送業者にフラワーギフトが集中し混乱を招く事態

    以上の3点に考慮し、今年は5月1日から31日の1ヶ月間にわたる「母の月」とすることを提案しています。

    カーネーション以外の花も

    また、母の月として5月の1ヶ月間に期間を延長することで、母の日の定番であるカーネーションに加えて、5月中下旬に旬を迎える季節の切り花や鉢花も届けられることも紹介されています。

    花を飾ってビデオ通話も

    ゴールデンウィーク、いつもの帰省の代わりにビデオ通話や電話を使った「オンライン帰省」が推奨されています。

    農林水産省はTwitterで、オンライン帰省のお供に花を飾ってビデオ通話をする、キッチンや食卓にも花を飾るなど、コロナ禍でもできる花を用いた感謝の伝え方も提案しています。

    外出自粛で自分や家族のことを見つめなおすことも多い日々。母の日1日だけでなく、たくさんのありがとうの気持ちを伝えてみませんか。オンライン帰省のお供に、お花を飾ってビデオ通話するのもおすすめです。