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なんで国が、恵方巻きを食べる人に「予約して」って言うのか知っていますか?

売り場に並ぶ恵方巻きは節分が終わるとどうなるのか、考えたことはありますか?

2月3日の節分で定番となった「恵方巻き」。

売れ残って廃棄されることが問題となっていることを、知っていますか?

まだ食べられるのに廃棄される食品のことを「食品ロス」といいます。

農林水産省と環境省の推計(2016年度)によると、日本では年間2759万トンの「食品廃棄物等」が出されています。

このうち、643万トン、23%が食品ロスです。

食品ロスの量を消費者庁が国民一人当たりに換算したところ、1日あたりお茶碗一杯(約140g)。1年間では約50kg(政府広報より)もの「まだ食べられる食品」を廃棄していることになります。

また、先出の推計によると、日本の食品ロス643万トンのうち、食品小売業者などの事業系由来は352万トン、家庭系由来は291万トンです。

食品ロスの削減には事業者、家庭双方の取り組みが必要なことが分かります。

消費者庁は「是非予約購入を」と呼びかけ

なかでも恵方巻きは季節食品であるため、節分が過ぎると販売が難しくなることなどから「食品ロス」となる量が多く、大きな問題になっています。

そこで、消費者庁は恵方巻きの食品ロスを減らすため、3つの工夫を呼びかけています。Twitterでも周知しました。

・恵方巻きの予約販売を活用すること

・予約した恵方巻は、直前キャンセルなどをせず、 おいしく食べきること

・自宅でつくった恵方巻きも、残さずおいしく食べきること

ロスを「なくすのん」!

また、農林水産省は恵方巻きのロス削減のため、食品小売業者に恵方巻きの需要に見合った販売を呼びかけています。

この「ろすのん」のマークが飾られているお店は恵方巻きのロス削減に取り組む小売店であることを示しています。

食品ロスを減らすため、身近にできることから始めてみませんか?