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誤情報に不安…? コロナ禍で関心高まる「ファクトチェック」アクセスは50倍に、新たにアプリも

新型コロナウイルスの感染拡大にともない、ネットを中心に様々な真偽不明の言説が飛び交ったことで、「ファクトチェック」への関心が高まっているという。

ファクトチェックがより身近に……?

NPO法人「ファクトチェック・イニシアティブ」(FIJ)は、新たなウェブアプリ「ファクトチェックナビ」を公開した。

BuzzFeedなどのメディアパートナーによる様々なファクトチェック結果を閲覧できるほか、調査中のものに対して、情報提供をすることもできる。

新たなウェブアプリは8月31日に公開された。BuzzFeed Japanや毎日新聞、琉球新報や中京テレビなどのメディアパートナーによる様々な言説のファクトチェックを閲覧できるほか、調査中のファクトチェックには情報提供をできるようになっている。

また、フェイクニュース問題や誹謗中傷などの関連ニュースを一覧で読むことも可能だ。ファクトチェックに関する「お役立ちリンク集」もある。

新型コロナウイルスの感染拡大にともない、ネットを中心に様々な真偽不明の言説が飛び交ったことで、「ファクトチェック」への関心が高まっているという。

実際、FIJサイトのアクセス数はコロナ禍以前の50倍に拡大。最大だった3月には190万を超え、現在でも数十万で推移している。楊井人文事務局長は会見で、アプリの「気軽な利用」を呼びかけた。

「ファクトチェックに関心がある人だけではなく、新型コロナの時代において、誤った情報に不安を抱いている人にも気軽に情報をチェックしてもらえれば」

FIJでは、AI(人工知能)を用いながら、ファクトチェックの対象言説を収集。そのうえで人の力で様々な関連情報を収集し、メディアパートナーに提供している。今回のウェブアプリには、ユーザーがこうした取り組みにより参加しやすくする狙いもある。

Android端末やパソコンのブラウザ「Google Chrome」などでは新着ファクトチェックの通知をオンにすることもできる。詳細はサイトから。