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【写真】戦時中、陸軍にあった女性だけの部隊。当時を写した貴重なスナップ

男性の多くが戦地に送られるなか、人員不足を補うためにつくられた、女性だけの陸軍部隊「女子通信隊」。太平洋戦争中、彼女たちはいったいどのような役目を担っていたのか。

戦時中、陸軍に女性だけの部隊があったことはあまり知られていない。

「女子通信隊」は男性の多くが戦地に送られるなか、人員不足を補うためにつくられた、女性だけの陸軍部隊だ。

その設立は1942年12月。空襲警報を流すため、各地から集まった敵機の情報を司令室に伝える役割を担っていた。東部軍では、ひとつ100人の小隊4つで構成されていたという。

元隊員の提供を受けた貴重な写真を振り返る。

「女子通信隊」は、イギリスの女子部隊をモデルにしたと言われている。

カーキ色、将校と同じダブルボタンの制服は「贅沢は敵だ」の時代にあって、おしゃれ盛りの女子たちには憧れの存在だった。

扱っていたのは軍事機密。それゆえ、記録はあまり残されていない。

女学校卒業程度の学力、20歳前後の独身者が条件だった。

勤務は毎日6時間、24時間四交代制だったという。

そのポスターには、「生け花や茶道も習える」という謳い文句があったという。

元隊員の証言はこちらから。