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あの国を超える巨大予算を動かすのは誰だ 年収1372万円の127人が選ばれる

その年収を受け取る最年少は29歳。

東京都の小池百合子知事の就任後、初となる都議会議員選挙が6月23日、告示され、9日間の選挙戦が火蓋を切った。

時事通信

各党は、都議選後の衆院選をにらみ、国政選挙レベルの態勢で首都での選挙に挑む。

小池知事率いる地域政党「都民ファーストの会」が、選挙協力する公明党など支持勢力で過半数を獲得するか、自民党が最大会派を守りきれるかが注目される。

また、自民党から「決められない知事」などと批判を受ける小池知事の都政運営のほか、築地市場の豊洲移転問題や東京オリンピック・パラリンピックなどについて激しい舌戦を繰り広げる。

小池都政をチェックする大切な役割を担う都議会の議員たちを決める都議選。どれほどの規模なのかを見ていく。

1. 定数127に対し、259人の出馬が決定。

時事通信

現職の都議は、定数127人に対し126人(1人死去)いる。男性は101人(80%)で女性は25人(20%)だ。

年代別で見ると、60代が47人で最多で、最年少は29歳。70代も11人おり、最年長は今期で引退する自民党の内田茂氏で78歳。

今回の都議選の立候補の届け出は、6月23日午後5時に締め切られ、259人の出馬が決まった。約4分の1が女性で、妊娠中の候補が2人いる。

2. 予算規模はスウェーデンやギリシャの国家予算を超える。

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東京都の一般、特別、公営企業の3会計の予算規模は13兆542億円に上り、全国トップ。スウェーデン(12兆4759億円)やギリシャ(11兆3999億円)の国家予算を超える

3. 莫大な予算があれば、議員報酬も高い。

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年収は、都議が1372万円、都議会議長が1706万円だ。だが、昨年度は2割多くもらっていた。

小池知事が昨年、知事の給与を半額にする条例改正案を提出し成立した。それにより、知事の給与は年約1448万円になった。知事の身を切る姿勢に合わせ、全会一致で議員も報酬のカットを決めた。

ちなみに、昨年度の年収は議員が約1715万円、議長が約2133万円だった。

4. 政務活動費は一人当たり月50万円。

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主に調査・研究に使う目的で、政務活動費が、各会派に支払われる。議員報酬が削減されたことに伴い、政務活動費も一人当たり月60万円だったものが月50万円に下がった。

5. 都議27人の海外出張は約1億円?

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2016年夏には都議27人が、総経費6200万円の予算で、リオデジャネイロ五輪・パラリンピックを視察予定だった。しかし、宿泊費などの高騰により、予算を大幅に超える約1億円になる見通しになり、中止になった。

都議会は、政治資金の公私混同疑惑で辞職した舛添要一前知事の高額な海外出張を追及していたため、世論の批判を避けようと判断した。

今回の都議選で当選した候補者は、任期中に東京オリンピック・パラリンピックがある。

6. 大事な都議選だが、前回の投票率は約4割。

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都議の任期は4年間。2013年の前回選挙の投票率は43.50%だった。

スウェーデンやギリシャの国家予算を超える予算規模を持つ東京都の議会を担う人たちを決められるのは、有権者1126万6521人(6月22日現在)だ。

都議選は7月2日に投票がされ、即日開票される。

バズフィード・ジャパン ニュース記者

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