弟のために作ったのは「メタルギア」のお年玉 小島秀夫監督本人もシェア

    ファンならたまらない作品だ。

    1987年の発売以来、累計5000万本以上を売り上げた人気ゲームソフト「メタルギア」シリーズ。

    ファンなら誰もが「これは!」とうなるお年玉袋が、Twitterで話題を呼んでいます。シリーズの生みの親である、小島秀夫氏がリツイートするほどの完成度です。

    お年玉袋を制作し、写真を投稿したのは、とよさんぽさん(@toyo_3po)。1月4日午後4時現在、3万件以上リツイートされ、拡散しています。

    「メタルギア好きな弟に無線画面パロディお年玉を作ってあげました。周波数もお年玉に。0(お) 10.(と) 4(し) 0(たま)」とツイート。

    袋にはあの有名なセリフを記し、任務の必需品「ダンボール」を「お年玉」にした遊び心たっぷりの作品です。

    「お年玉をいかに使いこなすかが任務の成否を決定すると言っても過言ではないだろう。」

    突然浮かんだアイデア

    とよさんぽさんによると、兄弟でメタルギアシリーズのファンになったのは約10年前から。

    これまでオリジナルのお年玉袋を制作したことはありませんでしたが、今年は何か面白い渡し方をしようと思い立ち、アイデアが浮かんだそうです。

    ただ、思いついたのは2018年12月30日。そのため、「大急ぎでPhotoshopで作りました」とBuzzFeedの取材に笑います。

    お年玉の金額は1万1千円。ツボを押さえた袋に同封され、弟さんはもちろん大喜びだったそうです。

    最大の目標は

    今回、とよさんぽさんの最大の目標は、小島氏に作品を見てもらうこと。リツイートを通じて念願が叶い、こう語ります。

    「小島監督にリツイートまでしていただき、想像を遥かに超える反響もあり、大変嬉しいです。また来年も、新しいアイデアで作ってみたいと思います」

    生みの親、小島氏の思い

    小島氏は30年近く勤めたコナミグループを離れ、コジマプロダクションからまったく新しい作品『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』の開発を進めています。

    以前、BuzzFeedがインタビューした際、『メタルギア』を「僕の持ち物ではない」とかつて語った意味を尋ねると、作品とユーザーへの思いを語ってくれました。

    簡単にいうと自分の子供みたいなものですよね。巣立った後は、僕のものじゃないんです」

    「そこからはユーザーが育ててくれるというか、ユーザーの持ち物になる。特にゲームは映画と違って、プレイヤーが受け取って、プレイヤーが好きなように遊ぶわけなんで、そこからはクリエイターは手出しできないので、一歩引いて見守っている感じです」

    まさに小島氏が語ったように、ユーザーの持ち物になったかのようなお年玉袋です。

    「いいセンスだ…」

    メタルギア好きな弟に無線画面パロディお年玉を作ってあげました。 周波数もお年玉に。 0(お) 10.(と) 4(し) 0(たま)