安倍首相が、方針を述べたのは、27日にあった「新型コロナウイルス感染症対策本部会合」だった。
「衝撃の報道」。そうツイートの冒頭で述べた熊谷市長は「全国一斉春休みまで休校…いくらなんでも…」と続け、こう見解を示した。
「医療関係者など社会を支えている職種の親はどうするのか。社会が崩壊しかねません。私達のこの間の悩んだ末の検討が全て吹っ飛びました。なんとか社会を維持する方策を週末に考えます」
「低学年が家に孤立することだけは防ぐ」
この話題について、さらに4連続で投稿した。以下、全文を紹介する。
医療関係者や福祉関係者、警察・消防など社会を支える職種で、親等に預けられない事情を抱える方々を何とかしなければ…。
学童保育も同じく閉鎖するしかなく、中学生や小学校高学年はまだしも、そうした職種の方は低学年を家に置いておくことになります。それは別の意味で危険です。何か検討します。
低学年と特別支援学級を中心に、保護者が対応できないケースについて学校で、感染防止に十分配慮した上で預かる方向で検討します。
詳細は整理してお伝えします。
夏休み等と比較している人がいますが、長期休暇は学童保育が受け止めています。学童保育を年間で申し込んでも夏休み等の長期休暇のみ利用という家庭も多いのです。感染予防という観点であれば学校より密度の高い学童保育は当然閉鎖で行き場が無くなります。低学年が家に孤立することだけは防ぎます
学校を一斉休校にして、親が満員電車に乗って仕事をして帰ってきたら意味が無いので、企業活動を原則2週間止める、さらに公共交通機関の対処をして、その上で学校という順番です。感染リスクも大人の方が高いです。学校がこうなるということは当然そうした判断と受け止めています。
子どもへの感染を危惧する保護者らからは、この臨時休校要請を支持する声が出ている。一方で、熊谷市長による最初の投稿は27日午後8時現在、約1万8000件リツイートされ、反響を呼んでいる。
「働く父母のために、助けてください!」との声があがっているほか、ひとり親家庭で子どもを3人育てているという母親は「預ける先なんてありませんが、看護師で管理者をしている手前休むことなんて不可能です」とのコメントを寄せている。
すでに北海道や大阪などでは小中学校や幼稚園などの休校・休園の動きも広がるが、安倍首相の発言は、子育て世帯を中心に衝撃を与えている。