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東京も「警報級の大雪」の恐れ。“雪国の達人”が伝授する、雪道を歩くときに気をつけるべき3つのこと

転ばずに雪道を歩くために、気を付けるべき場所は?歩き方のコツは? 積雪や路面凍結の場合に、注意するべきポイントがあります。

気象庁は2月5日、関東甲信地方を中心とした地域では、5日昼過ぎから6日朝にかけて大雪となる所があるとX(旧Twitter)の防災情報アカウントで警戒を呼びかけました

東京23区でも6日午前6時までの24時間で、最大5センチの積雪が予想されています。

【大雪に注意・警戒】本州の南岸を進む低気圧の影響により、関東甲信地方を中心とした地域では、5日昼過ぎから6日朝にかけて、山沿いや山地を中心に大雪となり、東京23区を含めた平地でも大雪となる所がある。積雪による交通障害や路面の凍結に注意・警戒。 pic.twitter.com/iq0CT7k6p2

— 気象庁防災情報 (@JMA_bousai) February 5, 2024
Twitter: @JMA_bousai

都心の道路は降雪で滑りやすくなる可能性があります。雪道を安全に歩くために気を付けるべきことや、歩き方のコツとは……。

札幌市を拠点に雪道での転倒防止の啓発などをする「ウインターライフ推進協議会」が、イラストを交えて注意点を発信しています。

転びにくい歩き方のコツは?

協議会は、雪道で転ばないためのコツをパンフレットにまとめて公開しています。

雪が積もったり、路面が凍ったりしている場所で歩くコツは大きくわけて3つです。

1 靴の裏全体を路面につけて歩く

2 小さな歩幅でそろそろ歩く

3 急がず、焦らず、余裕を持って歩く

路面をよく見て歩き、つるつる凍っている路面では歩幅を小さくします。

重心をやや前におき、できるだけ足の裏全体を路面につけて「すり足」のような歩き方をすることがポイントだといいます。

雪の残っている場所ではすり足では歩きにくいため、その時は足裏を平らに、裏全体を路面につけ、小さな歩幅で歩きます。

街中で滑りやすい場所は…?ここは要注意!

雪が降ったり、路面が凍っている時、街中で滑りやすい要注意なポイントはこちらです。

・横断歩道

・バスやタクシーの乗降場所

・地下鉄駅や地下街からの出入り口付近

・車の出入りのある歩道

・タイル張りの地下街や店内の出入り口

横断歩道やバスやタクシーの乗り場などは、車や人の往来で雪道が踏み固められやすくなっています。

車がよく通る場所は、車のタイヤに踏まれて固くなり、タイヤの摩擦で磨かれるために滑りやすくなるといいます。

道路の白線の上も薄い氷の膜ができやすいために要注意です。

タイル張りの地下鉄や店内は、靴の裏についた雪や水で滑りやすくなります。

ウインターライフ推進協議会のサイトでは「転びにくい雪道の歩き方」や「滑りやすい場所」「雪道の靴選び」について、詳細に説明しています。

(サムネイル:getty image / ウインターライフ推進協議会 )

【※】この記事は2023年2月10日の記事を元にアップデートしたものです。